INTERVIEW

BugLug

取材/文:なるまゆか   公開日:2013.03.19

昨年、バンド初のフルアルバムを作り上げ勢いを増したBugLugが3月20日にシングル3タイトルを同時リリースする。2013年の彼らのテーマは 「ばっちこい」。テーマに沿った、「何でもやってやる!」というポジティブ且つアグレッシブな姿勢で制作された3枚のシングルはどの曲にも様々なチャレン ジが詰め込まれ、BugLugらしいポップでカラフルな一面と斬新で一筋縄では行かない個性が共存している。表情豊かな3枚の傑作について5人にじっくり 話を訊いた。

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BugLugの新章、始まる

―― 昨年は『G.A.G』というボリューミーなアルバムを作り上げてとても濃厚な1年でしたよね。

一聖:そうですね。『G.A.G』はようやく出せた1stアルバムで、「BugLugはこれだ」っていうものをすべて集約できた作品だったんですね。それを持って東名阪でワンマンをやって、年末にはEASTでもワンマンができて、去年はやりたいことが全部できた1年でした。2012年は「欲張ります」っていうテーマを掲げてやってきたんですけど、ホントそのテーマの通りの動きができたので満足してます。

将海:テーマ通りに動けたのもそうだし、アルバムで一気に増えた新曲たちがツアーを回ってる間に育っていってるのをちゃんと感じられたのも大きかったですね。

:去年本当にたくさんライヴをやったんですけど、そこで得たものを2012年の集大成のEASTワンマンで活かせた手ごたえがあるんです。今年もすでに結構な本数のライヴが決まってるんですけど、やっぱり俺らはライヴをやってこそだと思うんですよね。

―― イベント含めBugLugは本当にライヴの本数が多いですもんね。

一聖:体育会系の集まりなんですかね(笑)。自分たちを追い込むのが好きなのかな。苦しければ苦しいほど見えてくるものが大きいから、ライヴが多ければ多いほどより充実したライヴにできる気がするんですよね。

一樹:そうやって去年突っ走ったおかげでファンが増えたっていう実感があるんです。でももっともっと声を聞きたいし、もっともっと大きくなりたい。みんなが期待してくれてるのも感じるし、バンドとしてのモチベーションもものすごく上がってる状態なんで、今年はそれを爆発させたいですね。

:今年はもっと「何でもやりたい」って思ってるんです。そう思わせてくれたのがアルバムであり、東名阪ツアーであり、EASTワンマンであり。そこから生まれたのが今年のテーマ「ばっちこい」なんですよ。

―― 「ばっちこい」は体育会系っていうところからも来てるのかしら?(笑)

一聖:そう言われるとそうかもしれない(笑)。

―― 「ばっちこい」って「かかってこい」って意味じゃない?すごく自信に満ち溢れてる状態なんだなって感じたんです。「何でも受け止めてやる、何でもやってやる、さあかかってこい!」って。

一聖:「どんな敵でもかかってこい!」っていう感じですよ。何が敵なのかはよくわかってないですけど(笑)。

―― 今回のシングル3枚同時リリースはその自信が表れかな。このタイミングでバンドロゴも一新したんですよね。

一聖:しました。2012年の活動でBugLugの第一章は無事に完遂できたなって思えたので、第二章の始まりってことでロゴも新しくしたんです。

―― 写真も今までのカラフルなBugLugから一転…

一聖:黒ですね。派手でポップでカラフルっていうのがBugLugの持ち味だったんですけど、そこはもう推していかなくてもいいかなって思うようになったというか、自然と決まっちゃっていたイメージを壊していけた気がするんです。カラフルでポップなままでいいって思う人もいるだろうけど、そのままじゃ今の自分たちはおもしろくないなって。

:さっきの自信の話じゃないですけど、これまで避けてきたことに手を付けられるようになったんですよ。今まで、「今これをやっても説得力ないだろうな」っていう理由でやってこなかったことが色々あって、でも3年活動してバンドが固まってきた今ならできるだろうって思えるようになった。一聖がどんどん良い方向に変化してくれるから、バンドも一聖に引っ張られて良い方向に向かえてるんだと思います。

―― なるほど。この3枚同時リリースというアイディアはどういうところから?

一聖:すべてのきっかけは『G.A.G』ですね。アルバムを出したあと、年末のEASTまでは『G.A.G』で遊んでいたい気持ちがあったので去年はアルバム以降シングルを出さなかったんです。それで今年に入ってからシングルを出すことが決まって、今までもリリースのたびに「前作を越えなきゃ」っていう気持ちがあったんですけど、今回は越えなきゃいけない対象が、シングルからフルアルバムっていう過去最高にデカいものになったんです。フルアルバムという強敵を越えるにはどうしたらいいんだろう、そういうところから3枚同時っていうアイディアに行き着いたんです。

―― アルバムを越えたかったんですね。

一聖:アルバムはアルバムで最高傑作ができたと思ってるけど、そこで止まるわけにはいかないし、いつでも自分たちにとって刺激的なものを作っていたいんですよね。

―― その言葉のとおり、3枚ともかなりのチャレンジが詰まってますね。

:それぞれのシングルに色んな挑戦を散りばめたんですけど、3枚同時で出すことでより伝わりやすくなったと思うんですよね。たぶんどれか1枚だけだと俺らの表現したいことやこういう曲たちを生み出した意味がうまく伝わらなかったんじゃないかな。3枚同時リリースだからこそ、俺たちは色んな冒険もするけどこれまで積み上げてきたものもやり続けるよっていう俺たちのスタンスが伝えられる気がします。

―― 同じ3枚のシングルをリリースするにしても3ヶ月連続より3枚同時のがインパクトもあるし、ダイレクトに伝えられる気がしますね。

一聖:3ヶ月っていうスパンも不安ですからね。一緒に出すっていうことに意味があるんですよ。

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