INTERVIEW

LEZARD

取材/文:なるまゆか   公開日:2013.08.19

今年1月に始動し、順調な活動を続けているLEZARD。これまでは配信限定、会場限定としてリリースをしていた彼らがついに1stシングル「ラブ+MUSIC」を8月14日にリリースした。すでにライヴでも披露されているこの曲は、一度聴いたら頭にこびりつくような濃厚なメロディが特徴的なアッ パーな作品。個性豊かな言葉で表現する強いメッセージがリスナーの心を打つ。

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メッセージを込めた1stシングル

―― これまでは配信限定、そして会場限定盤として音源をリリースしてましたが、ようやく全国流通でシングルリリースですね。初の流通盤シングルはこれまでと何か違いはありますか?

来夢:これまでと違う点を挙げるとしたら、歌詞がわかりやすいっていうところですね。会場限定シングルは手に取れる人が150人しかいないっていうこともあって、来てくれた人、手にしてくれた人が喜んでくれるような曲というか、みんなで騒いでワイワイ楽しんでっていう要素が強いんですけど、今回の1stシングルはその何倍もたくさんの人に聴いてもらえる。だからこそたくさんの人に向けた俺らの伝えたい想いを作品にしたくて、「ラブ+MUSIC」はとにかくメッセージ性の強い、俺らが伝えたいものがぎっしり詰まった曲になりました。

―― 会場限定シングルはパッケージもそうだけど、“プレゼント”のような意味合いが強い気がしました。

公佑:そうですね。ここだけの話、あのシングルはバンドの儲けは一切ないですからね(笑)。そういうところじゃなくて来てくれたみんなに喜んでもらいたいって思ってリリースしたものなんで。

―― この曲は最初から流通盤としてリリースしようっていう意識があってできた曲ですか?

公佑:そういう意識は全然なかったです。俺が曲を作るとき一番に考えてることってライヴなんですよ。そういうなかで生まれた曲です。制作タイミングとしては、すでにリリースしてる曲と同じくらいですね。「配信だからこういう曲」とか「流通盤だからこういう曲」っていう意識はなくて、そのときの自分たちを表わせてる曲という観点で制作しました。今の俺たちを的確に表現した曲が「ラブ+MUSIC」。今のLEZARDの魅力が詰まってる曲です。

―― 1stシングルとして「ラブ+MUSIC」を選んだ決め手は?

来夢:「ラブ+MUSIC」は音楽の絆に含まれる愛を描いた曲で、これからのLEZARDへの布石みたいな曲なんです。だからこそ1枚目のシングルに相応しいなって。

公佑:今回はどれをタイトル曲に持ってきてもよかったと思う3曲が揃ってるんですけど、俺たちのコンセプトがいかに強く出てるかっていうところで「ラブ+MUSIC」がタイトル曲になりました。

―― 4月のワンマンライヴで「ラブ+MUSIC」を聴いたときにずっとメロディが耳から離れなかったんですけど、LEZARDの曲はメロディが強烈に残りますよね。

公佑:やっぱり曲のキャッチーさは誰にも負けない自信があるし、サビメロのキャッチーさって俺たちがすごく大事にしてるところなんですよね。来夢が書く歌詞って言葉の選び方が独特だからよりメロディのキャッチーさが強調されるんですよ。

来夢:公佑が付けたメロディにさらに強い歌詞を乗せるっていうのが俺の使命だと思っていて、公佑が変わったメロディを書くから、俺もそれに負けない歌詞を書こうって、常にお互いに刺激し合ってるんですけど、「ラブ+MUSIC」もそういう気持ちが強くかったですね。俺の場合、机に向かって書くっていうんじゃなくて、歌いながら降ってきた歌詞をはめていくっていうやり方なんですけど、
今回も曲から言葉が降ってきました。

―― それは頭の中に言葉がポンポン浮かぶの?

来夢:字幕みたいに頭の5cm上あたりに言葉が流れてくるんです。普段何気ないときにも言葉が浮かぶことがあって、そういうときはその言葉を携帯に打ち込んで保存しておいて、曲にはめるときにそこからセレクトすることもあります。「このときは何を伝えたかったんだろう」って考えながら。ちなみに「ラブ+MUSIC」はサイゼリヤにいたときに浮かびました(笑)。

―― リズム隊の2人は「ラブ+MUSIC」にどういう印象を持っていますか?

Natsume:今回の3曲の中で一番LEZARDらしさが出てるなって思うんです。どの曲もパンチがあっておもしろいんですけど、自分たちをアピールするっていう意味では「ラブ+MUSIC」がわかりやすくてすごく俺ららしい曲だなって思います。

TACC:LEZARDの曲、歌詞はリアリティのあるものが多くて、それゆえに伝わりやすいんですけど、個人的には、想像が広がりにくい、世界観が失われやすいっていう部分もあるのかなって思っていたんです。でも「ラブ+MUSIC」は、“サイゼリヤ”とか“ウィキペディア”とか、俺らしか使わないであろうワードがありつつ、愛っていう大きなテーマを上手く表現できていて、すごくバランスがいいんですよ。Aメロもわかりやすいし、サビも残るし。ラストの広がり方も好きなんですよね。下手したらグチャグチャになりかねない曲なんですけど、高い完成度で仕上げられたと思います。

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