INTERVIEW

DaizyStripper

取材/文:なるまゆか   公開日:2013.09.25

INTERVIEW > DaizyStripper  (2/4)

―― 風弥さんは大丈夫でしょ。高校の文化祭でドラムソロやっちゃったくらいだし(笑)。

風弥:東京ドーム気分でドラムソロやってましたからね。体育館で(笑)。やっぱりドラムが派手なバンドがいいなって思うし、後ろで淡々と叩くドラマーには興味ない。後ろで支えるけど、存在感のあるドラマーが理想ですね

―― 風弥さんは作曲、夕霧さんは作詞と手掛けてますが、お互いに創作者としてどういうふうに感じていますか?

風弥:いやー、よく書くなって思いますね(笑)。デイジーは曲先行が多いんですけど、どんな曲にも合わせて、曲の雰囲気に合った理想的な歌詞を書いてくれるんですよ。歌詞も好みがあるじゃないですか。言葉の選び方とか言い回しとか。夕霧の歌詞は「これはどうかな…」みたいなことを感じたことが一度もないんです。自然に当たり前のように書いてくるけど、すごいことだと思いますね。俺もたまに自分で歌詞を書くときがあるんですけど、書いてみると夕霧のすごさがわかる。デイジーは100曲くらいあるけど、ホントに色々な表現をしてるし、曲が増えるごとにそのすごさって感じるんですよね。俺、たまに怖くなるんですよ。夕霧がいなかったら俺は生きられないなって。

夕霧:それはお互い様だよ。俺だって風弥が書く曲がなかったら無理だし。最近、歌詞が書き上がるとメンバーやスタッフに送って見てもらうんですけど、誰かに「ここはちょっと」って言われたところをあえて残すようにしてるんです。良くても悪くても誰かが引っ掛かる言葉って重要だと思って残してるんですけど、そうやって残したところはファンの子に「この歌詞いい」って言ってもらえるんですよね。

―― なるほど。

夕霧:自分だけで書き始めると視野が広くなってしまって、最初はよくてもだんだんそういうのがイヤになってきて、自分で課題というか、例えば「私や僕っていう一人称を使わずに書こう」って決めて書いたりするんです。この5ヶ月連続リリースで10曲の歌詞を書いてまた鍛えられた気がしますね。でも歌詞は誰でも書けると思う。作曲できる方が断然すごい。

風弥:そんなことないよ。

夕霧:いつも思うんだけど、作詞って思いついた言葉を書けばいいだけだからそこまでの労力は必要じゃないけど、作曲って思いついたメロディを打ち込んでそのうえで周りのアレンジをして作り込まないといけないからものすごい労力だと思う。それをやってる楽器陣はすごい。メロディだけ書きなさいっていうなら俺もできるだろうけど、曲として成立させなさいって言われたら俺は1年くらいかかるんじゃないかな(笑)。

風弥:1年は言いすぎでしょ(笑)。

夕霧:でも今のペースで曲を作ってる風弥はホントすごいよ。それに、色々なところで言ってるけど、俺の“声感帯”を世界一知ってるのが風弥だから、サビの一番おいしいところで俺の一番いいキーがパンって出るように作り込まれてる。他の3人が書いてきた曲は風弥が手を加えないと、風弥料理長が最後の味付けをしないとお客様には出せなかったりするんだけど、料理長の曲は最初から出せる状態、高級レストランみたいに完璧な状態で出てくるからデモを聴いた時点で俺らもやられちゃうんです。デイジーの曲も100曲くらいあって、そうなると自分たちの持ち曲がライバルになるというか、「あの曲に似ないようにしないと」って、曲が増えることでどんどん難しくなっていくと思うけど、この2人なら大丈夫って、自信ありますね。

風弥:それは俺も同じだな。曲も詞も「これどこかで使ったな」って、持ち曲が増えれば増えるほど出てきちゃうけど、だからって「もうこれ以上作れない」って思うことは絶対にない。夕霧に対してそういう心配は全くしてないし、自分自身にもしてない。

―― 2人なら大丈夫という自信。

風弥:うん。まだやりたいこともいっぱいありますからね。夕霧の持ち味や雰囲気を生かした曲を書く、夕霧が歌いやすいサビを書くっていうところはすごく意識してますね。サビって聴いた人の印象に残らないとダメだし、そのために必要なのはヴォーカルの一番いいキー、歌いやすい音を持ってくることだと思っているんで、そこに命賭けてます。自分の書きたい曲と夕霧の声は本当にマッチしてるからすごく書きやすいですよ。

―― 一番初めに夕霧さんの声を聴いたときに風弥さんが思った「俺の書いた曲は絶対に夕霧の声に合うって自信があった」ということですね。

風弥:そうですね。

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