INTERVIEW

The LEGENDARY SIX NINE

取材/文:なるまゆか   公開日:2013.10.18

2010年にHAKUEI(PENICILLIN)とラッパー・TWIGYという異色の組み合わせでお披露目となったNIGHTMARE、RUKAのソロプロジェクトThe LEGENDARY SIX NINE。本プロジェクトはRUKAがNIGHTMAREではやらないことをやるための場であり、メンバーも固定ではなく、RUKAがそのときに一緒にやりたいと感じたメンバーが選抜されているのだが、3年半の時を経た今回は、揺紗(Vo.)、圭(Gt.)、Shinobu(Gt.)、 Sugiya(Ba.)を迎え、悪魔の名を携えたミニアルバム「BELIAL」を作り上げた。
RUKA、そしてヴォーカルの揺紗に話を訊いた。

INTERVIEW > The LEGENDARY SIX NINE  (1/3)

やりたいことを自由に表現できる場所

―― The LEGENDARY SIX NINEは3年半振りですね。

RUKA:そうですね。

―― 目の前にちょうどサンプル盤も上がってきていますが、ジャケット、とても素敵です。

揺紗:あ、俺も初めて見る!メチャクチャかっこいいですね。

RUKA:(ブックレットを嗅ぎながら)俺、このニオイすごく好き。印刷のニオイ。

揺紗:アハハ(笑)。でもホントデザインも仕上がりもかっこいいね。

―― このアートワークもRUKAさんが?

RUKA:実際の作業はデザイナーさんに任せましたけど、アイディアは自分で出しました。

―― 今回のメンバーもまたおもしろい人たちが集まりましたね。

RUKA:前回Shinobuさんと一緒にやらせてもらって、Shinobuさんとはそのあともずっと公私に渡って仲良くさせてもらってたんですけど、Shinobuさんに「またLSNをやることになったんですけど、どうしたらいいですか?」って1年くらい前から相談してたんです。前回が結構奇抜なことをやってしまったから、同じようにやってしまうとそういう印象が強くなっちゃう気がして、じゃあどうしようかと。それで“原点に戻ってみよう”っていう考えに行きついたんです。

―― “原点に戻る”というのは“バンドを組みたい”ということですか?

RUKA:そうです。それでバンド編成にしようというところからこのメンバーを選んでいきました。

―― なるほど。メンバーはどのようなポイントで選ばれたんでしょう?

RUKA:揺紗は、前のバンドから知っていて、THE KIDDIEも最初の頃から聴いていたんですよ。それで同じ事務所になってより仲良くなったんです。俺、友達の少なそうな人が好きだから揺紗とは仲良くなれるだろうなって思っていて。佑聖とかユウダイはあまり好きじゃない(笑)。友達が多そう。

―― アハハ(笑)

RUKA:ゾジーさん(YOMI)がああいう声質だからもっとさわやかな透明感のある声のヴォーカリストとやってみたらどうなるんだろうってずっと思っていて、「あ、揺紗だな」って今回抜擢しました。声がポイントですね。

―― 圭さんを選ばれたのはどういうポイントですか?

RUKA:圭も十数年友人なんですけど、なかなか一緒に何かをやるっていうことができなくて、前々から一緒にやってみたいと思ってたんですよ。去年一緒にツアーを回ったときに「そろそろやるかも」って話をして、上手くタイミングが合ったんです。

―― Shinobuさんは先程お話にあったように、LSNには欠かせない存在。

RUKA:そうですね。

―― Sugiyaさんは?

RUKA:Sugiさんは昔対バンをしたことがあって、「上手くて変な人」っていう印象だったんです(笑)。

―― 「変な人」っていうのはプレイが?

RUKA:いや、そのとき黒子みたいな恰好をしてたんです。変わった人だなって思って。喋ってみたらメチャクチャいい人でしたけどね。一緒にやりたいなって思っていた人の1人です。

―― 揺紗さんはRUKAさんに誘われたときってどうでした?

揺紗:嬉しかったですね。「光栄です!頑張ります!」って感じでした。

―― LSNに対してはどういう印象を持ってましたか?

揺紗:今までにやらないこと、普段やらないこと、新しいことができる場所っていうイメージでした。誘われたとき「ラップできるかな?」って思いました(笑)。

―― アハハ(笑)。RUKAさんに対してはどういうイメージでした?

揺紗: RUKAさんはすごいんですよ。なんか初対面のときから5年くらい仲良くしてるような空気を出してくる人で、自然と昔から一緒にいるみたいな気分になっちゃう。2人で秋葉原デートをしたこともあるし、仲良しのお兄ちゃんですね。

―― 今回一緒に制作をしてみてどうでした?

揺紗:THE KIDDIEでは自分で考えて引っ張っていく立場なんですけど、RUKAさんが「曲はこういう感じ、歌詞はこういう感じ、じゃあよろしく!」って、全部決めてくれるので、僕はそれに「はい!」って従うだけというか、頼りっきりでできちゃったんです。今までにない受け身の立場で、投げてもらったものを自分で解釈してやっていくっていう経験ができました。

―― 頼れるお兄ちゃん。

揺紗:まさしくそういう感じでした。

―― 今作のタイトル「BELIAL」は、=悪魔ですね。

RUKA:このミニアルバムは、テーマやコンセプトっていうものはあまり考えてなかったんです。歌詞もテーマもなく一気に書いてしまったので。それで、そろそろタイトルをつけなきゃ、というときに、まあいつも通りネットをしていて、何かを調べていたときにドラゴンクエストに出てくるベリアルが出てきたんですよ。べリアルとかギガンテスってデカいじゃないですか。俺はゲームをするときってレベルを上げないで、最短でクリアを目指すタイプなんです。要は敵から逃げてクリアするタイプだから、べリアルとかギガンテスが出てくると「終わった…」って思うんです。その「終わった…」っていう気持ちを表現したアルバムです。

―― なるほど。「もうダメだ」という解釈でいいですか?

RUKA:うん、そういう感じですね。

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