INTERVIEW

Chanty

取材/文:なるまゆか   公開日:2014.01.29

Chantyが2枚目となるシングル「よくのかたまり」を1月29日にリリースする。睡眠欲をテーマに描かれた「君と罰」をリード曲に、ライヴでも定番と なった「ミスアンバランス」、「衝動的少女」が収録。そして限定盤にのみ収録されている「とある星空の下」はファンのみんなに“会いたい”という欲求が詞に込められた名バラード。
ニューシングルのこと、そして始動から半年が経った今の気持ちを5人にじっくり訊いた。

INTERVIEW > Chanty  (1/4)

「Chantyらしい音を求めて」

―― バンドが始動して約半年が経ちましたね。

成人:充実してると時間が経つのが早いですね。怒涛の半年で、あっという間でした。こうやってインタビューで改めて「半年経ちました」って言われると「ああ、そうか、もうそんなに経ったんだな」って思います。

野中拓:半年経ったけど、俺はまだバンドが始まった気分になってなくて、始動した実感が全然ないんです。始まる前のワクワク感ってあるじゃないですか。

―― 遠足前日の小学生みたいな。

野中拓:そう。結成前にこれからどんな活動ができるんだろうって思って楽しみにしていた気持ちが今も続いていて。始動してからもワクワク感がずっとあるんですよ。

―― 始動してからはライヴの日々でしたよね。

:活動がスタートしてまずはとにかくライヴをしようと思ってたくさん入れたけど、当初はこのスケジュールをこなせるのか不安もあって。でも実際やってみたら逆にライヴのないときの方が不安でしたね。

shia:ライヴの本数が始動したバンドにしては多かったけど、それに助けられた気がするんです。間隔が短いと反省点をすぐに次のライヴに反映できるし、やりたいと思ったアイディアをすぐに実戦で試せるんですよね。俺個人としてもChantyとしてもレベルアップが図れた半年だったと思います。

千歳:ライヴを重ねるごとに反省点が見えてきて、今はこれからChantyがどうなっていくべきか、少しずつ見えてきた段階だと思います。演奏もステージングも自分たちが考えていたことが実際やってみるとできなかったり、頭のなかにある理想に追いつかなかったりして、だからどうやったら追いつけるのか、考えながら努力していかないといけないなって思います。

―― セットリストも毎回変化させていましたね。

:せっかくのライヴで同じことやってももったいないし、曲の並びとか曲間の長さとか5人ですごく話し合ってこだわったんですよ。結果としてそれがすごくよかったときもあったし、「うーん」って何かひっかかるときもあった。そうやってChantyを作っている時間だったと思うんです。俺たちは安全な道は行かないですからね。チャレンジ精神旺盛だし、「こないだと同じでいい」って言うメンバーはChantyにはいない。一本一本新しい気持ちで挑めて、今日はこれを意識しようとかあれをやってみようとか、毎回新鮮な気持ちで真っ直ぐにライヴができたのがよかったなって思いますね。

―― Chantyの演奏力もライヴを見るごとに上がってきている気がします。

:いや、まだまだ自分たちの理想には程遠くて。失敗もあるし、反省もあるし。でもその失敗が成長に繋がると思ってるんです。「C」という曲の歌詞で「返り討ちには慣れてる」って歌ってるんですけど、この5人はまさにその通りで、攻めて返り討ちにあってもまた攻める。そして成長する。失敗を繰り返して大きくなれたらなって。だから上がってきていると感じてもらえているならその成果かもしれないですね。

―― ちなみに悔しかった失敗、聞いてもいいですか?

千歳:僕が悔しいのは、失敗というより頭のなかにある理想のサウンドにまだまだ追いついていないことです。僕の頭の中ではもっとかっこいい音が鳴ってるんですよ。楽器変えたり機材変えたり試行錯誤してるけどまだ辿りつけない。早くこの頭の中の音を再現したいです。

shia:始動ライヴか始動前のシークレットのときか千歳さんと入れ替わる場面があって、完全にチェンジするのを忘れていて。気付いたら千歳さんが上手に来ていて、「うわっ、どうしよう…」と。対応力がなさすぎて恥ずかしかったです。それ以降、決まってる動きは最低限守ろうと心に誓いました。

:俺の場合、歌よりも喋りの部分での失敗が多いんです。いつも何かかっこいいことを言わなきゃと思って喋り始めるんですけど、結局収拾がつかなくなって最後のほうは「◎△$♪×¥●&%#?!」ってなってしまって(笑)。

shia:名古屋のライヴのとき「フライト」のあとでごにょごにょなってた(笑)。

:ホントに?あー名古屋は楽しすぎて覚えてないや。楽しくてテンションが上がるとこの残念な現象が起きるんだと思う(笑)。

野中拓:俺は失敗とは違うけど、いつも本番前にトイレに行きたくなって、でも行かずに本番を迎えてしまうことかな。

:「今のうちに行っておけば?」って言っても「大丈夫」ってかたくなに行かないんだよね(笑)。

野中拓:行かずに少し追い込まれてみたらいいライヴができるんじゃないかと。全然ダメでした(笑)。

成人:俺はステージに立つ前すごく緊張するタイプで、でもライヴが始まると平気になるんです。ただライヴが終わって袖に捌けるとき、スティックを持ってれば平気なのに立ってドラムの前に出た瞬間一気に緊張に襲われるんです。一人ステージに残されてどうしようって恥ずかしくなって何もできず…。もっとかっこつけてから捌けたいのに。

千歳:ならスティック持ったまま前に出ればいいんじゃない?ドラム叩ける状態でいたらきっと緊張しないよ。

成人:そういうこと?(笑)緊張しないでかっこよくする。これが今年の目標ですね。

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