INTERVIEW

vistlip

取材/文:なるまゆか   公開日:2014.04.09

昨年12月に『SINGLE COLLECTION』をリリースし、ネクストステージへ進んだvistlip。彼らのニューシングル「Period」が4月9日にリリースとなる。“始 まり”をテーマにした今作は、春というスタートを象徴する季節にピッタリで、これから始まるバンドの新章への期待が高まる1枚。結成7周年を迎える今年、 vistlipが咲かせるであろう大輪の花の一片だ。

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新たな一歩

―― 2月にSHIBUYA-AXで行われた「KING GIDORAH」、拝見させていただきました。見るたびにライヴのクオリティが上がってますね。

:ありがとうございます。そういう時期なんでしょうね。バンドもいい状態だし、レベルも上がってきている気がします。

―― 「KING GIDORAH」はあったものの、今年は比較的、地下での活動が多かったようですね。

:そうですね。年が明けてからずっと地下活動をしていて、まだ発表はできないけど今年もたくさんの予定が控えているので、先のことを見据えて地道に動いていました。傍から見たら休んでるって思われてるかもしれないけど、ちゃんとやることはやってましたよ(笑)。

瑠伊:見えないところで色々やってるんですけど、そうは見えないみたいでツイッターとかで「暇なんでしょ?」みたいに友達が絡んできたりして、「いやいやいや…働いてるから!」って感じで(笑)。

―― 今年のスタートともいえる「Period」は久しぶりのシングルになりますが、制作はいつ頃から?

:結構前なんです。去年の11月にはレコーディングが始まっていました。

瑠伊:『SINGLE COLLECTION』が出るくらいには歌録りも終わってましたね。

―― 今作は“始まり”がテーマということですが。

:『CHRONUS』をリリースしたときから次のアルバムを見据えた制作が始まっていたんです。vistlipの次への一歩、「未来に向かって」という意志の第一弾、「Period」はそういうイメージなんです。空気感もオープニングに相応しいものだし、新しいvistlipの始まりを提示する曲になってます。

瑠伊:バンドとして、昨年末に『SINGLE COLLECTION』をリリースしたことで一区切りがついたと思っているんですよ。一区切りしてまた新たな一歩を踏み出す、そういうイメージの曲になったと思います。

:今回はゲームのタイアップがあって、歌詞はゲームの世界観に合わせて書きましたけど、曲調は比較的自由だったんです。ああいうゲームにこういう楽曲を持ってきちゃうのもある意味vistlipらしいかな。当初の理想をしっかり描けたので満足してます。

―― 歌詞で気になったのが数字です。

:数字は、色々な人から聞かれるんですけど、これは、坂本龍馬なんです。

―― 坂本龍馬??

:俺の中の坂本龍馬のイメージって、“夜明け”なんですけど、この数字は夜明けまでのカウントダウン。つまり、この楽曲が終わるまでの秒数なんです。

―― なるほど!

:あともう少しで夜が明ける、そういうイメージでこういう表現をしてみたんです。「Period」はアルバムの1曲目にしたいと思っていて、アルバムの世界への導入、この曲でカウントダウンをして、そこからアルバムが始まっていく。そういう絵が自分のなかで想像できているんです。

―― アルバムまで見据えての表現だったんですね。何の数字かものすごく考えてしまいました。

:今のところ他の取材でも誰も気付かなかったですね(笑)。

―― うーん、気付きたかった(笑)。瑠伊さんは「Period」に関してはいかがですか?

瑠伊:音作りでいうと、最初の静かな部分は空気感を、ふわふわした感じが表現できる音を、他の部分は曲の持つ勢いを殺さないように作っていきました。

―― vistlipらしい絶妙な浮遊感が心地良かったです。

瑠伊:そうなんですよ。ふわっとした感じが伝わってよかったです。

―― 「Period」はリリース時期にピッタリの春っぽい曲ですね。

:最初にデモを聞いたときから季節感のある曲だったんです。春は新しい一歩を踏み出す季節でもあるので、それに合わせてうまくはまったと思います。

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