INTERVIEW

Blu-BiLLioN

取材/文:なるまゆか   公開日:2014.11.19

今年、2本のホールワンマンを成功に収め、着実にパワーアップしたBlu-BiLLioNが11月19日にニューシングル「Sincerely yours」をリリースする。
タイトル曲の「Sincerely yours」はファンへの想いを描いたラブソング。ドラマチックなサウンドとエモーショナルな歌声で届けられる素直なメッセージが心に響く傑作だ。
ギターサウンドを押し出したロックチューンの「call me」、タイトルからしてまさしく“異色作”と言える「醜悪の宴」と、カップリングも大充実な今作について、ミケ(Vo.)、珀(Ba.)、Seika(Dr.)に話を訊いた。

INTERVIEW > Blu-BiLLioN  (1/3)

「真っ直ぐな言葉で」

―― インタビューでの登場は初めてになりますが、Blu-BiLLioNは結成してもう4年が経ちます。この4年での自分たちの進化、もしくは変化、どういうところで感じていますか?

:意志の疎通が図れるようになりました。昔は曲を作るとき、「俺はこういうアレンジするからね」と言葉で伝えて確認したり相談したりしていたんですけど、今はみんなのプレイスタイルもわかるし、どういうアレンジをしてくるかもわかるから言葉がいらなくなったんです。言葉なく良いものが作れるようになってメンバー間の信頼度はすごく上がったと思います。「こういうのをやってくるだろうな」という予想をあえて外してくるメンバーもいたりして、昔より今のほうが楽しいことが増えました。

―― 予想を一番裏切る人は誰ですか?

:宗弥かな。彼は幅が広いんですよ。得意なのはメタルだけど、それ以外にも色々なジャンルの要素を持っているので、そういった意味で裏切りは多いです。突拍子もないことをやったりもするし、「そうきたか!」ってよくなります。

Seika:僕は安心できるようになりました。昔は、ライヴで僕が一番後ろから見ているとプレイとかライヴ中の動きとか色々な部分でメンバーに対して不安や心配がたくさんあったんです。

:(小声で)…それって僕のことですか?

Seika:うん(笑)。リズム隊として一番心配してた。「あーまた暴れまわってる」って。

:僕、結構暴走列車だから(笑)。昔はよくリズム隊2人で「ライブはこうしよう」って話してたよね。

Seika:してたね。だんだんみんな個々に成長していって、中でもミケとmagが一番成長したかな。magは目覚ましい成長を感じるし、ミケもフロントマンとして華やかさが増して頼りになるし、今はバンドになってきているなってすごく感じてます。

―― Seikaさんは一番後ろのポジションで全体を見渡せますからね。

Seika:だから誰よりもそれぞれのことが気になっちゃうんだと思います。今は安心してみんなを見られるから自分のことだけに集中できるようになりました。

―― ミケさんはどうですか?

ミケ:昔と違うのは、ちゃんとしたご飯を食べられるようになったこと(笑)。

:カップラーメンじゃなく、ね(笑)

ミケ:まあというのは冗談で(笑)、世界観を重視して自分の歌を歌えるようになったと思います。昔はずっと模索していて、かわいくしてみたり、かっこつけてみたり。ちゃんとヴィジュアル系バンドをやったのはBlu-BiLLioNが初めてだったから、世界観の強いバンドがたくさんいるヴィジュアル系のなかで自分はどうやっていけばいいんだろうって思っていて。Blu-BiLLioNは色んなジャンルの曲があって、そういうBlu-BiLLioNの世界をどうやったら上手く見せられるだろうって悩んでいたんですけど、最近はその世界に浸って演じて見せていくことが楽しくなってきました。

―― 演じるのが楽しいと思えたのは、これまでずっとライヴハウスでやってきたのがホールでやるようになったことも関係あるのでは?

ミケ:そうですね。日本青年館、なかのZEROと、今年2回、ホールでワンマンをやったことはすごく大きいと思います。

:セカンドワンマンをやったときにファンの子の大切さをすごく実感できて、そこからだんだん自分たちに自信が持てて、ミケが特にそうだったんですけど、メンバーながら「こんなにかっこよかったっけ」って思うくらいミケの輝きが増してきたんです。ホールワンマンをやって、またさらに自信が持てたと思います。

―― 今年は飛躍の年になりましたね。

ミケ:そうですね。気持ちの面での飛躍はすごく大きな1年でした。

―― 「ファンの子の大切さ」という言葉が珀さんから出ましたが、今回のニューシングル「Sincerely yours」は、ファンに向けたラブソングですね。

ミケ:はい。この4年間ファンの子と一緒に過ごしてきて、僕たちは、自分たちの力だけじゃなくてファンのみんなと一緒に歩んできたっていう想いが強いんです。常日頃からみんなへの気持ちは口にしているんですけど、こうして形に残したくて。

―― 「with me」を超えるものを作るということでできた曲なんですよね。

ミケ:「with me」もファンに向けたラブソングなんですけど、Blu-BiLLioNの代表曲としてファンのみんなに認めてもらえている曲で、ほぼ毎回と言っていいくらいの頻度でセットリストに入る曲なんですけど、悪い言い方をしてしまうと、「with me」に頼りすぎていた気がしていて、そろそろそこから脱していかないといけないな、次を、「with me」を超えるものを作らないといけないなと思ってできた曲です。

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