INTERVIEW

Chanty

取材/文:なるまゆか   公開日:2014.12.16

活動2年目に入り、真っ白だった衣装に色が付いたChanty。カラフルになり新しいステージに立った彼らの新曲「おとなりさん」が12月17日にリリースとなる。
今作はサウンドプロデュースに杉本善徳を迎え、Chantyの魅力がさらにパワーアップ。ノリの良いポップチューンである「おとなりさん」はシンプルな作りながら一度聴いたら耳から離れない名曲だ。カップリングには結成当初から演奏されている「ALIVE」と、なんともいえない異物感を持った「絶対存在証明証」が収録。
一癖も二癖もあるChantyらしさが詰まった3曲について5人に話を訊いた。

INTERVIEW > Chanty  (1/3)

「表情豊かになったChantyの世界」

―― プレイリスト、ライヴレポートと掲載していましたが、こうしてインタビューをするのはお久しぶりです。

:2ndシングル「よくのかたまり」のとき以来ですもんね。

千歳:今年早かったよね。

野中拓:ライヴばっかりしてたもんね。

成人:ツアー多かったしね。

shia.:機材車の走行距離見たら地球一周分(笑)。

―― すごい!今年はライヴ三昧な1年でしたもんね。

shia.:そうですね。ツアーを回って色々なバンドと対バンして、それまで俺はなりたいギタリスト像とか、こうなりたいっていうビジョンを持っていなかったんですけど、ツアーをしていくうちに自分のなかの勝負魂っていうんですかね、なんか「負けたくない」って思うようになったんです。

―― shia.くんに火を付けてきた人がいたんですか?

shia.:いましたね。いいところは吸収して、俺だったらこうするなとか、そういうところを考えるようになって、漠然とですけど自分のビジョンが生まれてきたんです。生まれたビジョンに対してどうアプローチしていけばいいのか、そういう段階になって一段上がれた気がしてます。

成人:俺はライヴのとき、自分のスタンス、個性をどうやって出していくかっていうのをテーマにしているんですけど、ライヴを重ねていくうちに自分の個性が見えてきたし、ビジョンが明確になってきて、今年はそこを突き詰められた1年だったと思います。

野中拓:今年1年でそれぞれ進化して、でもバンドとしてはまだまだこれからだと俺は思っているんです。やりたいことを全部やっていない。もちろんそれは時期的に早かったり、自分たちの力が追いついていなかったり、理由は様々あるんですけど、今はまだたくさんのことを秘めている状態なので、それが爆発するタイミングがこれから必ず来ます。

―― なるほど。2年目のChantyは色が付いてカラフルになりましたね。

shia.:気持ち的には白い衣装のときから全く変わってないんです。カラフルになって変わったのは、表現の幅が広がったこと。白ってとっつきにくいイメージもあった気がするんですけど、色が付いたことでとっつきやすくなって曲を聴いてもらうきっかけになればいいなと思いますね。

野中拓:気持ちは変わってないけど、白い衣装ってどこか緊張感があったんですよね。9月のワンマンで新しい衣装になってから、芥さんがよく言っている「ゆるふわ」な部分がより表現できているような気がします。いいところがたくさん出るようになりました。

:ある意味白っていうのは枷で、1年目は白という枷を背負っていた状態だったんです。たとえば、白い衣装の人たちはこんなことを言わないとか、こんな動きをしちゃダメだとか、そういう制限がなくなって、それまで制限されていたものが一気に爆発したような気がします。制限から開放された分、色々な表情が見せられるようになりましたね。

―― 「枷」という側面もあり、白に守られていた部分もありますよね。

千歳:あると思いますね。白だからChanty、みたいなところはあったと思うんです。白でいることで周りから浮くことができていたような気がして。色が付いたからってそれがなくなってしまうのは違うと思うし、周りと同じ色になってしまった、馴染んでしまった、それは絶対にダメだと思うんです。

:実は新衣装になった直後に回ったツアーのときに少しブレかけたことがあったんです。無意識だけど、なんとなく他の色に馴染んできてしまっていて。でもすぐに「これじゃいけない!」って気付けて軌道修正を図れたので、今はブレてないって自信を持って言えます。他のバンドとは違う見せ方ができてる自信がありますね。

千歳:そういうこともあって、今までよりChantyらしさを突き詰めないといけない、Chantyの世界をもっと見せていかないといけない、Chantyの武器はエッジだからそこを極めていかないといけない。そういう意識が本当に強くなりました。

:衣装にしてもアートワークにしても、表現方法のひとつであって、選択肢が増えたっていうだけなんですよね。Chantyは表現のためにはどんな方法でもやるバンドなんです。必要であればエナメルを着ることだってあるかもしれないし。

―― Chantyがエナメルはちょっと想像できないですけど(笑)。

:まあ極端に言えば、ですけどね(笑)。

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