INTERVIEW

DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

取材/文:なるまゆか   公開日:2015.02.18

昨年結成5周年を迎え、初のベストアルバムリリースと渋谷公会堂のワンマンと盛り沢山の1年を過ごしたDOG inTheパラレルワールドオーケストラが、約3年振りとなる3rdフルアルバム『パラドッグス』を2月18日にリリースした。今作は未来を思う強い気持ちが込められた、ポップでパワフルなDOG節炸裂の会心の1枚。最高傑作と言える最新作について5人に話を訊いた。

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「未来が詰まったニューアルバム」

―― 昨年5周年を迎えましたが、振り返ってみてどんな1年でしたか?

:去年はワンマンライヴをたくさんやれたことが嬉しかったですね。渋谷公会堂でも舞浜アンフィーシアターでも自分たちのやりたいことをしっかり見せられたし、2015年にやりたいこと、見せたいものがどんどん出てきて、次の2015年が楽しみになる、そんな1年だったと思います。

ミズキ:今まで活動してきたなかで一番活発に動けた1年でしたね。リリースもワンマンライヴもたくさんできて、メンバーとの絆も深まったと思うし、ファンの子との距離もさらに近づいて、とても充実した1年でした。

緩菜:ワンマンライヴをたくさんやれたことで、バンドが一回り大きくなれた実感があります。ツアーを周っていてメンバーの呼吸がどんどん合ってくるのを感じて、バンドとしての結束力が高まりましたね。

準々:ベストアルバムを出すことも渋谷公会堂でのワンマンも、自分にとって昔からの憧れだったからそれを達成できたことは嬉しかったです。自分のバンドがベストアルバムを出すことは一度も想像したことがなくて。ベストアルバムは長くやってきてその節目で出すものっていうイメージがあったから、簡単にできることじゃないなと思っていて。だからベストアルバムをリリースしたことは自分のなかですごく大きなことでした。

メイ:ベストアルバムを出したことで、DOGとはこういうバンドだっていうのを提示できた気がして自信が持てるようになったんです。その状態で渋谷公会堂や舞浜アンフィーシアターでのワンマンライヴができたから、すごく納得ができるライヴにできて満足してます。あと、インストアで細かく地方を回って各地でファンの子の声を聞くことができたのもよかったですね。地方の子はなかなか会えない分会えたときの熱がすごくて。「あれ?俺ビートルズかな?」って思うくらいの熱狂ぶりで。

:それは言いすぎ(笑)。

メイ:でもそれくらいの勢いで熱くて(笑)、すごく温かい気持ちになれました。

―― 充実した5周年を経て完成したニューアルバム『パラドッグス』ですが、フルアルバムは約3年振りということで、久しぶりのフルアルバム、どのような思いで挑みましたか?

ミズキ:俺は、聴いた人がこれから先のDOGが楽しみだなって思えるような作品にしようと思っていました。自分を一度見つめ直して自分のプレイで一番得意としているものが何なのかを整理して、それをこの作品に詰め込みました。聴いてもらうとこれがミズキのスタイルなんだってわかる作品になっています。

緩菜:アルバムとしては新作ですけど、今のDOGのベストアルバムを作る気持ちでした。演奏面も一切妥協せず自分のベストを尽くした作品ですね。自分がドラムでできる最高を見せました。

メイ:曲が並んだときにそれが掛け算になってさらに魅力がアップするような、そんな相乗効果のあるアルバムにできたらいいなと思って作りました。ホールライヴをやるようになって、出るとこは出る、下がるところは下がる、そういうメリハリのある音作りができるようになったんですよ。というのも、ライヴハウスのときは後ろに下がると光が当たらない気がして不安になっていたけど、ホールだとちゃんと自分の立ち位置で照らしてくれる光があるから、前に出なくても自分の場所で落ち着いて魅せることもできるようになったんです。それが音作りにも影響して、昔よりもベースらしいベースを弾くようになったと思います。

準々:俺は、今回はちゃんとギターを弾くアルバムにしたいと思ってました。

ミズキ:ギタリストなんだからそれは当たり前でしょ(笑)。

準々:5年間キャラ押しで来たので…。

:いや、5年間一貫してきたみたいな言い方したけど相当ブレてるぞ(笑)。

準々:だから、そのキャラクターのなかにギタリストの成分がほとんどなかったから。自分のなかではギタリストである意識はあったけど、周りがそう見てくれなかった気がして。そろそろ「準ちゃんはギタリストなんだ」ってことをわかってもらいたい。だからギタリストなんだってわかってもらえるようなアルバムにしたかったんです。

―― なるほど。

準々:たぶん、俺がギタリストだってわかってくれてる子は2、3人しかいないと思う。

メイ:そんなことないって。いっぱいいるから(笑)。

―― (笑)。100人、1000人、10000人と増やしていきたい、と。

準々:そうです。

:確かにDOGのアー写見たら、「ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、おもしろい人」ってなるよね(笑)。

準々:そう。ギターも弾けるおもしろい人なの、俺(笑)。それを変えていきたい。このアルバムから。

:そう思うまでに5年かかったのか(笑)。

準々:今ならまだ間に合うでしょ。

メイ:準ちゃん、自分で「上手ブロガー」とか言ってたから(笑)。

ミズキ:ギターソロ弾かないでブログ書くって言ってたもん。

準々:自分にも非があることは認める(笑)。最初にちょっとふざけてみたら喜ばれちゃったからそれで続けちゃったんだよね。でも、そろそろ修正に入ります。

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