INTERVIEW

DaizyStripper

取材/文:なるまゆか   公開日:2015.05.19

DaizyStripperのミニアルバム『SIRIUS』が5月20日にリリースする。
バラエティ豊かな曲が揃った今作のタイトル「SIRIUS」(シリウス)は、地球上から見える恒星のなかで太陽の次に明るい星を指す。そんなSIRIUSに重ねてメンバーへの想いを綴ったリード曲「DEAR MY SIRIUS」は耳馴染みの良いDaizyStripper王道チューン。5人で活動していることの幸せを噛み締めるような温かい楽曲に仕上がっている。
SIRIUSのように強い光を放っている6曲について5人に話を訊いた。

INTERVIEW > DaizyStripper  (1/3)

「それぞれの輝きを放つ6つの“SIRIUS”」

―― 先日の「AREEST TOUR」ファイナル@赤坂BLITZ、拝見させていただきました。昨夏にまゆさんの復帰がアナウンスされた赤坂BLITZでのライヴはやはりウルッとくる場面がありましたね。「ARREST TOUR」はいかがでしたか?

Rei:一番に思うのは、やっぱり5人が最高ってことですね。4人になってたくさんの葛藤があって、それを乗り越えてまた5人に戻って、最近周りのバンドが終わってしまうことが多くて、そんななかで変わらず5人でDaizyStripperをやれていることはとてもスペシャルで幸せなことだと思うし、俺たちの、ファンのみんなの居場所はここだって思えたツアーでした。

なお:5人で音を出すのが単純に楽しい。ライヴ中、右を見ればメンバーがいて、前を見ればファンのみんながいて、すごく幸せだなと思うし、自由にできる最高の空間だったと思う。でもまだまだ暴れ足りないからもっとやりたい。イベントで水撒いて大人に怒られてももっとやりたい(笑)。

まゆ:3本全部素晴らしくて、良いライヴができたっていう手ごたえがありました。大阪、名古屋から東京まで少し期間が空いたけど、その間にもたくさんイベントがあって、そのなかで得られたものをきちんと反映できたのが赤坂BLITZでのライヴだったと思うんです。すごくいいツアーだったから3本じゃもったいなかったですね。

風弥:今回の「AREEST TOUR」は5人の成長をより感じられたツアーになりました。この8年間で一番バンドが成長できた期間だったかもしれない。去年1年で各々が掴んだものをこのツアーで形にできた気がするんですよ。「Winter Box Disorder」は掴んだものを実際に試して自分のものにしていく時間で、「AREEST TOUR」はそれを披露する場になったかなと。昔の曲をやると自分たちがパワーアップしたのがわかるんですよね。演奏力はもちろん、爆発力と表現力がついたと思います。

夕霧:今回はなかなかライヴでやっていない昔の曲とかレアな曲を掘り起こそうっていうテーマがあって、ファンの子もそうだと思うけど、自分たちもすごく新鮮なライヴだったんです。久しぶりに演奏したら当時やっていたより味が出て、深みが増してかっこよくなっていた曲もあって、ARREST(心停止)していた曲を蘇生できた気がします。その一方で、新曲の「DEAR MY SIRIUS」を披露して、MVも見てもらえて、過去と未来、両方を見せながら現在進行形のDaizyStripperを見せられたライヴでしたね。

―― 赤坂BLITZで披露された新曲の「DEAR MY SIRIUS」は、“ザ・デイジー”と言える王道チューンになりました。

夕霧:シリウスは地球から見える星のなかで、太陽の次に明るい星なんですけど、そのシリウスに例えて俺から見たメンバーのことを歌詞にしました。俺たち5人それぞれ個性が強くて、そんな5人のように様々な個性を持った曲を1枚にしてみようというのが今回のテーマで、すごく自由な作り方だったと思います。曲の統一感とか全くない、デイジーのスタイルがハッキリ出た作品です。

風弥:『TRUGUS』というアルバムを経て、改めてDaizyStripperの放つ雰囲気やファンのみんなが求めているものってなんだろうと考えたんです。それで、パブリックイメージに沿った、夕霧の声に一番合う曲を作ろうと思ってできたのが「DEAR MY SIRIUS」です。こういう曲は久しぶりで、攻撃的な楽曲をやってきた今だからこそ、以前とはまた違った、王道だけど新しいものが作れると思ったんです。

―― 歌い出しがすごくインパクトありますよね。キャッチ力があるというか。

風弥:色々な人が「夢が叶う様に」の「ゆ」のしゃくり部分をマネするんです。マネしたくなるってすごくいいなと思うんです。それだけ印象に残ったってことだから。ハイトーンヴォーカルはたくさんいるけど、こういう表現をできるのは夕霧だけだと思いますね。強い引きがあると思います。

Rei:俺、この曲はレコーディングしていて泣きそうになったんです。これまでの色々なことがフラッシュバックしてきたのもあるし、すごく温かい曲だから、色々な感情が沸いてきてウルウルしてきちゃって。歌詞も夕霧が俺らに向けて書いたものだけど、同じことを俺も4人に対して思うし、メンバーって誰よりもそばにいる大切な存在だから、そんなメンバーに対する気持ちをストレートに表現していて、夕霧からのラブレターみたいな印象です。

夕霧:そう言われるとちょっと照れくさい(笑)。

なお:曲も歌詞もMVも衣装も、すべてがDaizyStripperの軸、芯になっているものだと思うし、DaizyStripperには色々な曲調があるけど、やっぱり帰ってくるのはこういう曲なのかなって。赤坂BLITZで演奏したときも「帰ってきたな」って印象があったんですよね。

まゆ:トンネルを抜けて明るい場所に出たような、そんな印象がこの曲にはあります。明るい太陽の下にいるようなそういう気分になります。自分たちの気持ちとリンクしていて、このタイミングでこの曲を世に放つのはすごく意味がある気がしますね。色々なことがあったけど、こうやって明るい場所に来られたんだっていう爽快感があるんですよ。

―― 晴れやかな気持ちになりますね。MVもチェキを撮り合うシーンや、セトリ会議など、仲良しの空気が詰め込まれていてとても素敵です。

夕霧:自然な空気のMVになりましたね。

Rei:赤坂BLITZのときのファンの子の反応がすごく良くて、ステージ裏で聞いていて嬉しかったです。

前のページ (1/3) 次のページ