INTERVIEW

vistlip

取材/文:なるまゆか   公開日:2015.11.19

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「今までのvistlipの世界に
                   今回のシングルで得たものを持ち帰る」

―― 「COLD CASE」を色で例えるとしたら?

:紫。

Tohya:俺は赤かな。ダークレッドって感じ。ちょっと暗めの黒っぽい赤。MVのイメージが赤だからかな。

:MVは、今回ポールダンサーを使って撮ったんですけど、本当はもっと過激にエロい感じで撮りたかったんですよね。自分のなかにあったアンダーグラウンドなイメージを表現したかったけどなかなか難しくて。

Tohya:曲ができたときに智から今回のMVのイメージは聞いていたけど、思ったより演奏多めになってましたね。最初はもっと過激なイメージだったから。

―― やはり制約が厳しい。

:「LAY OUT」のときからそうだったけど日本ってすごく制約が厳しい国なんですよね。血糊も規制の対象になったりして、やりたいことを自由に表現することが難しい。昔も、ある先輩方のMVが規制されたことがあったけど、やりたいことを自由にやるのは難しいみたいですね。

―― 厳しいことがわかったけど、それでもアイディアは出てくるわけで。

:出てきますね。俺のやりたいことはそうじゃないんだってMVの現場はイライラしちゃうことが多いですね。

―― でも、「COLD CASE」を聴いていると次の動きがとても楽しみになるシングルだなと思いました。

:そう言ってもらえるのは嬉しいですね。来年2月にシングル、3月にミニアルバムと次のリリースが決まっていて、「COLD CASE」がバンドサウンドを前面に押し出した作品になったので、次はこの状態を保ったまま、今まで見せてきたきれいなvistlipも見せていこうと思っています。今までのvistlipの世界に今回のシングルで得たものを持ち帰る、そういうイメージです。まだ候補曲の段階だけど、どの曲もそういうテイストの曲で、どこか物悲しい雰囲気ですね。Tohyaの向いている方向がそっちだったみたいで、優しいけどちょっと切なくて悲しい、冬に似合う曲です。シングルとミニアルバムは同じ線上にある作品ですね。ミニアルバムに関しては今朝Tohyaと揉めましたけど。

―― あら。どんな部分で?

:俺は全員の曲をこのミニアルバムには入れたいと思っているんだけど、Tohyaはそれにこだわらなくていいって。今、アルバムのリード曲にしたいなと思っているのがTohyaの曲で、「COLD CASE」、次のシングル、ミニアルバムとずっとTohyaの曲が続くのも俺的にちょっとイヤで(笑)。

Tohya:なんでだよ、いいじゃん(笑)。別に全員の曲を入れることに反対なわけではなくて、そこに固執したくないだけ。良い作品になればどっちでもいいかなって。

:とか言って、自分の曲がたくさんできてるからそれをたくさん入れてほしいんでしょ?

Tohya:そういうわけでもないけど、まあ、せっかくたくさんできたから採用してほしい気持ちはある(笑)。

:ほら(笑)。でも、今回は海の曲も出てきたから全員の曲を入れられたらいいなと俺は思うわけ。

Tohya:それは確かに。やっと海の曲が入れられそうだからね。

:海にしても瑠伊にしても久しぶりに曲を出してきたからそれを入れたいなと思っていて。瑠伊の曲はポップなものが多いからなかなかそのときのvistlipにマッチしなかったりして入れられなかったけど、「COLD CASE」を経た今なら出せると思うんです。だからやっぱり俺は全員の曲を入れたい。

―― とても濃厚な作品になりそうですね。

:そうですね。せっかく2ヶ月連続の作品なので、連動した濃いものにしたいと思っています。

―― さて、年内は国立代々木第二体育館でのワンマンライヴもありますが。

:イベントでは出たことはあるけどワンマンは初めてですね。代々木はキャパの数字よりも大きく感じる空間なんですよ。

Tohya:アルバムのツアーだとアルバムの曲がメインになるし、7月7日のライヴでは比較的昔の曲を多めにできたりするけど、なかなか自分のやりたいと思っていた曲ができていなかったんですね。でも今回の代々木でできることになりそうです。ずっとバラードをやりたかったんですよ。でもメンバーがやってくれなくて。

―― 念願叶って。

Tohya:激しくて速いパワープレイだけじゃないところを見せたいと思っています。バラードでしか見られない姿を見せたいですね。

:タイトルが「[SENSE]」なのでそこに通じるライヴ、五感を使って楽しめるライヴにしたいと思っています。どこまでできるかわからないんですけどね。聴覚、視覚、嗅覚、触覚と、あと味覚だけがどうしても難しいんですけどね。

―― 味覚はグッズで補いましょう。

:そうですね。ライヴ中に食べ物を与えるのは無理なので(笑)。

―― 智さんのアイディアが叶うことを願ってますね。

:はい。楽しみにしていてください。

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