INTERVIEW

Psycho le Cému

取材/文:なるまゆか   公開日:2016.06.10

1999年の結成から15年を迎えた2014年に復活ライヴを発表、翌年2015年に豊洲PIT、Zepp Divercityでのライヴにて復活を果たし、その後、約10年振りのニューシングル「あきらめないDAYS」をリリース、そして今年5月に、復活第二弾となるニューシングル「大江戸旅ガラス/奇跡を知る僕らは五線譜に咲く希望を唄う」をリリースしたPsycho le Cémuがインタビュー初登場。
本格的な活動再開となった今、彼らのなかにはどんな思いがあるのか、メンバーを代表してDAISHIとLidaに話を訊いた。

INTERVIEW > Psycho le Cému  (1/4)

「この言葉が合言葉になればいいな」

―― 今、とてもお忙しいですよね。

Lida:いや、まだまだですよ。

DAISHI:嘘やん、結構忙しいで。

―― ですよね。それぞれバンドをやりながらPsycho le Cémuを動かしているわけですから。バンドの活動を再開させようという話はいつ頃からあったんですか?

DAISHI:活動がストップしている間も、年に1回、忘年会か新年会として5人で会っていて。

Lida:お正月くらいはまあみんなで集まろうかって感じで。

DAISHI:毎回酔っ払うと、「そろそろ復活しようか」って話になって、でも結局復活しないっていうのがお決まりだったけど、今回はたまたまそのオチがなく復活したという。

Lida:きっかけは昔一緒に制作していた人なんですよ。いつも節目、節目に連絡をくれる人なんやけど、その人から「そろそろPsycho le Cémuも15周年じゃないの?」って言われて。「そうか、そういえばそうだな」と思って。

DAISHI:「俺らも15周年らしいで」ってみんなで集まって、じゃあ復活しようかって。もちろんすぐには決まらなかったけど、そこから動き出しましたね。

―― 2009年に一度活動を再開させていますが、そのときは今のような本格的な復活は考えていなかったんですか?

Lida:あのときはどうやったかな…?

DAISHI:そんな感じではなかったよね。10周年だからとりあえず1回復活しようって感じで。

Lida:あのときも今回と同じ人に「10周年だよ」って連絡をもらって(笑)。

―― いつもきっかけはその方なんですね(笑)。

Lida:そう(笑)。でも10周年のときは、みんなそれぞれの活動もあったし、スタンスとか考え方とか、環境で変わっていた部分もあったから、そのときは継続という考え方には至らなかった。あのときは10周年のライヴをしっかりやり遂げよう、ただそれだけに集中していましたね。

―― でも、今回は継続的な復活となりました。

Lida:復活することを決めて、改めてPsycho le Cémuを考えたときに自分たちのなかにあったのは日本武道館へのこだわりだったんですね。昔、辿り着けなかった目標の場所で、今またそこを目指すのも自分たちらしい気もしたんです。でも、だからってガチガチに武道館を目指して突っ走るぞ!みたいな感じではなく、せっかく集まったんだから、新曲作ってみようよ、今5人で作ったらどんなものができるのかなっていう好奇心からフランクな感じで進んでいったんです。

―― 第一弾シングル「あきらめないDAYS」は、その想いを象徴する曲となりましたが、初めてこのタイトルを聞いたときは結構な衝撃でした。

DAISHI:ここまでのタイトルはなかなかないですよね。まあ「激愛メリーゴーランド」みたいなテイストかもしれないけど、こんなに振り切ったタイトルは珍しい。

Lida:活動休止を経て5人それぞれのカラーがより濃く出るようになって、そういうなかでできたのがこの曲で、曲のタイトルが決まらないまま歌入れまで終わってしまって。それでタイトルどうしようと思って俺がポロッと言ったのが「あきらめないDAYS」。サビで「あきらめないで」って言ってるし、おもしろいかなって。

DAISHI:俺が速攻で「ないわ」って言ったよな。

Lida:言われた(笑)。反対派と賛成派が真っ二つで。プロデューサーの岡野さんは大賛成してくれたんですけどね。

DAISHI:「ダジャレやん、それはないわ」って俺は反対したんですけどね。

Lida:でも反対派もあとからじわじわ来たらしく、他にもいくつか候補は挙がったけど、結局このインパクトが強くて「あきらめないDAYS」になって。ただ、「あきらめないDAYS」に決まったから、サビを録り直さないとダメで。

DAISHI:「あきらめないDAYS」なんだから「あきらめないで」じゃアカンって。まさかの歌い直しですよ(笑)。

Lida:でもね、この言葉が合言葉になればいいなって思ったんですよ。自分たちだけじゃなく、聞いてくれる人みんなの。

―― 実は、このシングルのタイトルを見たときに、Psycho le Cémuの継続的な活動を確信したというか、単発ではないなと思ったんです。

Lida:そうですね。繋がっていく雰囲気がありますもんね。たぶん、最初についてた仮タイトルだったらそんな印象は与えられなかったと思います。みんなで新曲を作っていて、やっぱり単純に「15周年おめでとう!」みたいな曲にはならなかったんですよ。5人それぞれのバンドへの思いがあって、しっかりと未来を見た曲になって。まあ昔からPsycho le Cémuは未来を見ていたバンドだったけど、今回もそういう曲から始められたのは、すごく自分たちらしいと思いますね。

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