INTERVIEW

DaizyStripper

取材/文:なるまゆか   公開日:2016.09.07

現在、10th Anniversary Project「decade」を遂行中のDaizyStripperが9月7日にニューシングル「アマカラ」をリリースする。
DaizyStripper 全国47都道府県制覇TOUR「47 Runners High」と銘打った全国47都市のツアー、ファイナルとなった日比谷野外大音楽堂は9周年を祝うアニバーサリーライヴも兼ねており、そのすべてを成功に 収めた彼らが新たにリリースする今作は、これまでのDaizyStripperのシングル作品とは一線を画す仕上がりだ。ここまで真剣に遊んだシングル曲 はファンにとっても初めての体験となるに違いない。
47都道府県ツアーのこと、ニューシングル「アマカラ」について、そして8月に行われた、「男魂祭り」&「女魂祭り」についてもたっぷり訊いたロングインタビュー。

INTERVIEW > DaizyStripper  (1/4)

「今の自分たちがこのツアーの答えだと思います」

―― 久しぶりのインタビューとなりますが、今年の前半は、全国47都道府県制覇TOUR「47 Runners High」という大きなトピックがありました。

風弥: 47都道府県ツアーはずっと前からやりたいと思っていたことなので、少し遅かった気もするけど、10周年を目前にした今に実現できてよかったですね。DaizyStripperの9年間の活動のなかで一番成長できたのがこの「47 Runners High」だったと思う。毎日のようにライヴでぶつかりあえるのは本当に幸せで、バンドをやっている意味、醍醐味、喜びを毎日感じられて。これからもこのバンドを長く続けられる、そう確信したツアーでした。

まゆ:昔だったら、動員が少ないと次のツアーでその土地に行くのが怖くなっていたけど、どんな土地でもどんな会場でもDaizyStripperとしてのライヴがブレることなく見せられる、どんな環境でもどんな状況でも大丈夫。このツアーを通してそう思えたんです。5人とも強くなったと思うし、きっと自分たちの音楽、自分たちらしさが見えている今だからこそ、9年間に積み上げたものがあったからこそ、この強さを得られたんじゃないかな。だから、この9年間を支えてくれた人たち全員への感謝の気持ちが沸いてくる、そんなツアーになりました。

なお:バンドとして新しいものを取り入れていくことも大事だけど、それ以上に今持っているものをどれだけかっこよく見せられるかが大事だと、このツアーで思いました。DaizyStripperらしさ、5人の空気感、5人だから作れる雰囲気、それがすごく大切で、かっこいいバンドは他にもたくさんいるけど、この空気感は5人にしか作れないから、今、自分たちが持っているものを大事にしたいなって。47箇所やると、オーディエンスのノリに左右されずに安定したライヴを見せられることもわかって。昔は左右されていたことも多かったけど、しっかり自分を持っていればそれで大丈夫なことがわかった。

夕霧:初めて行く土地もたくさんあって、トレゾア(※DaizyStripperのファンの呼称)の子たちがどれくらいいるのか、始まる前は不安もあったけど、いざ行ってみたら想像以上にたくさん集まってくれて。手紙やファンメールでもみんなも気持ちは伝わるけど、やっぱりライヴで直接DaizyStripperを通じてコミュニケーションできるのが一番幸せだから、47都道府県、各地でそれができて本当に幸せな時間でした。バンド史上一番長いツアーで、喉とか体のケアをしながら回って、肉体的にも精神的にも強くなれたツアーでしたね。47都道府県ツアーをやりきったことで、これから先もう怖いものはないって思えたくらい(笑)。

Rei:初めての試みで、行ってみないとわからないこともあったけど、どんな状況でも楽しめたことはすごくよかったと思いますね。やっぱり47都道府県を回るのは「キツい」、「ツラい」というイメージみたいで、確かに始まるまでは自分たちもそう思っていたけど、でも終わった今、「楽しかった」って胸張って言えるし、全然過酷とか思わなかったんですよ。もちろん移動とか体力的には大変だったけど、それ以上に各地のトレゾアの顔を見られる喜びのほうが大きかったから。だからこそ2回目に行こうって思考になれたし。このツアーで、DaizyStripperの核ができた気がするんです。空気とか音とか、47都道府県を回らないと出せないものだと思うし、今の自分たちがこのツアーの答えだと思います。

夕霧:島根に行ったとき、楽屋に「島根県のすべて」みたいな本が置いてあって、見たら「全国ツアーあるある」の項目に、「全国ツアーが決まっても胸が躍らない」、「また会おうぜと行ったバンドが二度と来ない」ってあって。そんなの寂しすぎるでしょ。だから来年もう一度、47都道府県ツアーやります。

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