INTERVIEW

MERRY

取材/文:なるまゆか   公開日:2011.07.26

結成10周年のアニバーサリーイヤーに突入しているMERRYが2年半振りのオリジナルアルバム『Beautiful Freaks』を完成させた。まっさらな新曲、初めて音源化される曲、そして既存のシングル曲、すべてのバランスが見事に取れ、MERRYとは何かを存分に語りかけてくれている。アルバムになることでこんなにも既存曲を生まれ変わらせてくれるとは…さすがMERRYとしか言いようがない。最高傑作を作り上げ自信たっぷりの5人の最新インタビュー!

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異端児というプライド

―― まずは1年振りのインタビューになるので、少しこの1年を振り返ってもらいたいと思うんですが、移籍に始まったこの1年、環境の変化や、感情の変化など色々あったと思います。

ガラ:移籍した頃からこのアルバム制作が始まっていて、この1年はアルバム制作と共にあった1年だったんです。作り始めた頃って変わった楽曲表現とか今までと違った見せ方をしたいなとか色々考えてたんですけど、頭でっかちになっていたというか、頭ばっかりいっちゃって体がついてきてなかったんですね。それが1年かけてようやく頭と心と体を同じところに持って行けたかなって思いますね。

―― 頭の中にやりたいことが溢れてた?

ガラ:やりたいこともあったし、あとはおもしろい企画があっても「今はこれじゃないだろ」とか、やりたいこと、タイミング、自分たちができること、というのがゴチャゴチャと対立していたんです。それに1年前はすごく焦っていたというか、環境の変化についていかなきゃって頑張っちゃってた部分もあるんで、1年かけてやっと自分作りができてきた感じです。

―― なるほど。ネロさんはいかがですか?

ネロ:俺もやっぱり自分作りと、『Beautiful Freaks』作りの1年でしたね。色んなことを思った1年だったんですけど、このアルバムが作れたんで結果的にはよかったな、と。震災で元々の日程とはズレちゃいましたけど、「Freaks Show」っていうツアーができてすごく得るものも多かったですね。この1年は昔のMERRYの曲を聴いたりすることが息抜きになったりしていて、すごくMERRYってバンドを見つめられた1年だったと思います。

健一:個人的にやりたいことは全部やりきった気がしていて、よりバンドとしてどう見せていこうかとか、改めて自分は何がやりたいのかを考えた1年でした。ライブが一番客観視できるものなきがして、ライブをやりながらこれからのMERRYを考えた気がしますね。

結生:10年間MERRYをやってきて、一番短く感じた1年でした。1日もすごく早く感じたし、ホント『Beautiful Freaks』に没頭した1年だったと思います。集中しすぎたんで、ちょっと制作はしばらくいいです(笑)。

ネロ:バンマスでアルバムをまとめあげたからそう思うんだよ。俺は明日からまたアルバム制作でも大丈夫だよ?(笑)

結生:そうか…(笑)。去年はライブが少なかったんですけど、制作に集中してたからそれとのギャップでライブがすごく楽しかった1年でもありましたね。

―― それだけ濃かった1年だったんですね。テツさんは?

テツ:やっぱりこのアルバムを作るための1年だったなって思いますね。この1年でトリビュートアルバム3枚に参加させてもらったんですけど、この経験が色んなとこに反映されてる気がしてます。

―― 自分たちの曲じゃなく他の人の曲をやることで学べることってありますもんね。

テツ:そうですね。トリビュートアルバムがなかったらアルバムの方向性が変わってたかもしれないって思うくらい自分たちにとって大きな経験だったなって思います。

結生:他の人の曲をアレンジするときって自分たちを客観的に見やすいんですよね。自分たちの色に染めなきゃいけないから、アレンジを進めることで自分たちの色がどんな色なのか見えてくるんです。

ネロ:かと言って曲の良いところを崩しちゃいけないしね。

結生:すごい勉強になりました。

テツ:やっぱり自分たちらしさを入れなきゃトリビュートに参加する意味もないですし、MERRYってなんだろうって考えるには本当に良い機会だったと思いますね。

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