INTERVIEW

DaizyStripper

取材/文:なるまゆか   公開日:2011.06.20

昨年、自身初のフルアルバム『LOVE』、『BIRTH』を2枚同時にリリースし、SHIBUYA-AX、日本青年館でのライブも成功を収めた DaizyStripper。彼らは今年、なんとシングル3枚、フルアルバム3枚という、ボリューミーなリリースを控えているという。無謀とも言えるリ リーススケジュールだが、1年に3枚もオリジナルアルバムが聴けるなんて、ファンにとってはとてつもなく贅沢なこと。そんな贅沢イヤー第一弾は今月リリー スになったシングル「KISS YOU」とアルバム『BLESS』。キラッとしたDaizyStripperワールド全開の「KISS YOU」。それとは対照的にDaizyStripperらしさを貫きながらも今までになかった曲調にチャレンジし、彼らの新しい表情が垣間見える作品に仕 上がった『BLESS』。色とりどりのポップなヴィジュアル、耳に残るメロディアスな楽曲、少し癖のあるハイトーン。彼らが本来持つ旨味とそこに加わった DaizyStripperのさらなる魅力がこの2枚からひしひしと伝わってくる。

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祝福のメロディを奏でて

―― DaizyStripperはメロディセンスが抜群なバンドというイメージが強いんですが、結成当初から皆さんが目指していたバンドはやはりこういうメロディを重視したバンドですか?

まゆ:そうですね。メロディで人の心を打てるバンドにしたかったし、自分たちの曲がシーンの今後のスタンダードになればいいなって思ってました。

―― このメンバーはリーダーのまゆさんが集めたんですか?

まゆ:最初、夕霧が僕に声をかけてくれて、そこからメンバーを集めていきました。高みを目指せるメンバーを、メンバーの話を聞けるというか、他人の意見を取り入れられる柔軟な人を集めたんです。

Rei:僕らは音楽を楽しめるメンバーが集まってるんですよ。5人それぞれに個性があって、上手くバランスが取れてるんで、誰一人欠けても成り立たないです。

夕霧:メンバーを集めるときにそれぞれの個性っていうのは大事にしましたね。もちろん今も大事にしてます。

―― 皆さんの理想のバンド像はどういうものですか?

風弥:僕は、誰もが知っていて、誰もが「良い」って思ってくれる音楽をずっと作り続けたいと思ってバンドを始めたんですよ。だから、誰もが「良い」って思ってくれる音楽をずっと作り続けていけるバンドが僕の理想なんですよね。これはたぶん僕だけじゃなくてみんなの共通認識だと思います。

夕霧:あとは僕らの曲が聴いた人たちの何かのきっかけになれるバンドでいたいなって思いますね。「ギター始めるきっかけになりました」とか、大きく言うと「生きる理由になりました」とか。そういうきっかけだったり、誰かの支えになれるようなバンドでいられたらいいなって思いますね。カッコいい曲を作るのはもちろん、みんなが笑顔になれる曲っていうのを意識して作ってますね。

―― 夕霧さんの書く歌詞は背中を押したり、勇気を与えるような前向きなものが多いですね。

夕霧:僕自身もファンの子たちに支えてもらって、助けられているので、お互いに支え合っていけたらいいなって思っているんです。だからそういうテイストの歌詞が多いのかもしれません。

―― ファンと良い関係性が築けているんですね。

夕霧:そうですね。約4年活動してきましたけど、事務所のスタッフやファンの子たちとの絆があるからこそ今までやってこれたと思うし、自分たちの周りにいてくれる人たちとの絆って本当に大事だなって感じているんです。この絆をこれからも大事にしていこうという想いを込めて作ったのが今回の「KISS YOU」なんです。

―― 「KISS YOU」のテーマは“絆”なんですね。

夕霧:はい。みんなそれぞれ自分の周りに大切な人がいると思うんですけど、そういう人たちとの絆をもう一度見つめ直して大事にしてほしいなって思うんです。KISSって愛情表現の1つで、唇を交わすっていうのが一般的なKISSだと思うんですけど、言葉を交わすことも心と心のKISSだと思うんです。そういう誰かと誰かの架け橋になるような曲を作りたくて作った曲です。

―― 「KISS YOU」はシングルらしく、とてもストレートに“DaizyStripper”が表現されてると思うんですけど、『BLESS』はアルバムならではというか、色々な遊びがあって面白かったです。この2枚の制作時期は同じ頃ですか?

まゆ:「KISS YOU」の選曲から『BLESS』のレコーディングは一連の流れで作りましたね。

風弥:今回のシングルとアルバムはコンセプト的にセットで考えていたので同じような時期に選曲して進めていきました。

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