INTERVIEW

Lc5

取材/文:なるまゆか   公開日:2010.12.01

今年6月に活動を開始した期待の新バンド、Lc5。メンバーはmiku(Vo.)、夢時(Gt.)、Reo(Gt.)、Sato(Ba.)、Aki(Dr.)。個性際立つ5人の集合体だ。
9月にリリースされた1stシングル「Loveless」に続きリリースされる2ndシングル「STORY」は2枚目にしてバラード作品。一度聴いたら忘れられないメロディアスなサビ、抑揚のあるドラマチックな曲展開。個々のポテンシャルの高さが伺える傑作だ。

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それぞれの想いが奏でる「STORY」

―― Lc5のスタートは、元々mikuさんとAkiさんがお友達というところからなんですよね?

miku:Akiと2人でお互いの理想のバンド像について話してたとき、「ヴォーカルだけが前に出るんじゃなくて5人が前で先陣を切って並んで戦えるバンドにしたい」というAkiの言葉にすごく刺激を貰ったんです。「それってすごく良い形だな」って思って、オレも新しいことをやりたいと思っていたときだったんで、Akiと一緒にやったら面白いことができるんじゃないか、と思って始めたんです。

―― そこからメンバーを集めて?

Aki:口では簡単に“理想のバンド像”って言えるんですけど、そういうメンバーを揃えるのってすごく難しくて。実際やってみると、競い合ってみてもすぐ負けちゃったり、やっていくうちに気持ちにズレが生じてきちゃう人もいたりしたんです。3人とも僕がバンド活動をしていくうちに知り合った人たちなんですけど、このメンバーなら信頼できるっていうメンバーを集めました。5人のタイミングがピッタリ合ったんで、運命的な気がしますね。

―― 夢時さん、Satoさん、Reoさんはお二人から誘われたときの印象、実際に活動されてみての印象はいかがでしたか?

夢時:当時の自分は精神論的に「こういうバンドにしたい」というよりは単純に「音楽がやれればそれでいい」というスタンスだったんで、最初は上手く2人の提示してきたスタイルに身を投じられなかったんです。でも一緒に音を出したり、曲作りをしながらゆっくりバンドに馴染んでいって、お互いのスタイルを崩さずに高め合える関係性が出来てきて、今は、ちょっと照れますけど、ファミリーみたいな感覚でいます。信頼できるメンバーですね。

Reo:オレはAkiと長いこと知り合いで、一緒にバンドもやってたんですけど、誘われてすぐに「Lc5やるぞ!」という感じにはならなくて。でもみんなで曲を作ったりしてるうちに、曲にも愛着が湧いてきたし、「あ、このバンドいいかも」って思えたんです。「こういうバンドにしよう!」って始めても、実際にやってみると「あれ?」って思うこともあったんで、最初に話したバンドスタイルが実現していってるのが嬉しいですね。

Sato:Akiに誘われたとき、オレは「これからどうしようかな」って悩んでた時期で、「こうなりたい」っていう自分の理想を描けなくなってきてたんです。そんなときにAkiから聞いたバンドスタイルが自分の考えてる枠の外にあった話で、話を聞いても、「あーこういうバンドでしょ?」っていう想像が全くつかなかったんです。でも、だからこそやってみないとダメだなって思って、期待半分、不安半分でしたけど、この5人でやったらどんな化学反応が起きるんだろうってワクワクしましたね。

―― 起きた化学反応はどうでした?

Sato:全員性格もルーツも違うし、それまでに個々が歩んできた歴史とかも感じられてすごく面白いですね。やっぱり違うからこそみんなでお互いを刺激し合えて面白いんです。オレが変化すればバンドも必然的に変化するし、そういうところを楽しんでます。

―― Satoさんの仰った“化学反応”っていうのは、Lc5というバンド名、「5人の“Love”、“Life”が“Crash”して凌ぎを削っている」というものに繋がりますよね。

Aki:そうですね。1人1人の“Love”“Life”“Live”が“Crash”して1つの塊になっているバンドがLc5です。

miku:ずっと“Crash”の“c”って言ってましたけど、化学反応=Chemistryの“c”でもアリかもしれない(笑)

―― Lc5は6月の新木場STUDIO COASTのイベントライブが初披露目でしたが、それから色々とイベントに出演して、ライブごとにバンド感が増していて成長を感じます。

Sato:バンド初期段階のライブって自分たちでも思い返すと恥ずかしいんですよ。たぶん「恥ずかしい」と感じることが成長の証ですかね。

―― でも皆さんそれぞれキャリアがあるから“ライブ感”っていうのは最初から掴めていたんじゃないですか?

miku:ライブのときって「俺たちがLc5だ!」ってみんなに見せつけるような強気なスタンスで行くんですけど、いざステージに立つと自分たちを表現するのが意外と難しくて、何回もステージに立って、ファンの子とコミュニケーションして、そういうことを繰り返していかないとバンドは大きくなっていかないんだなって改めて思ってますね。

―― Lc5がバンドとして音楽面でこだわってること、意識してることはどういうところですか?

miku:足し算引き算がしっかりできてるというか、5人全員が目立とうとするというよりは、その曲が求めてるものを上手くそれぞれが提示できてるなと思います。

Sato:みんなそれぞれがわきまえてるというか、自分のポジションを理解したうえで、自分の魅力や持ち味を出すようにしてますね。

Aki:やっぱり複雑にしすぎないっていうのが頭の中にあります。パートごとの絡みでもソロでも、「わかりやすく」っていうのを気を付けてます。

夢時:オレは、それぞれが演奏した足跡をしっかり残していくっていうことを大事に考えてます。誰がやっても同じ、「誰でもいいじゃん」ってなっちゃったら意味が無いし、聴いただけで【Lc5】っていうのがわかるようになればいいなって思います。

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