INTERVIEW

NIGHTMARE

取材/文:なるまゆか   公開日:2012.11.28

11月28日にニューシングル「Deus ex machina」をリリースするNIGHTMARE。
3月の武道館公演、夏にはバロックとのツアーと、盛りだくさんだった今年だが、RUKAの入院・手術と予定外のアクシデントに見舞われ、思うようなリリース活動はできなかったという。ニューシン グル「Deus ex machina」は「mimic」から9ヶ月振りの久しぶりのリリースとなるわけだが、どうやら実はこの作品以外にも現在進行中で多くの楽曲が生まれているらしい。
約1年振りのインタビュー。YOMI(Vo.)、Ni~ya(Ba.)、RUKA(Dr.)の3人に話を訊いた。

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9ヶ月振りのニューシングル

―― そろそろ今年も終わりますが、この1年はどんな年でしたか?

Ni~ya:今年って何がありましたっけ?

―― 2月に「mimic」のリリースがあって、ツアーと武道館公演があって、バロックとのツアーがあって、かなり満載な1年でしたよ。

Ni~ya:うーん、思い返してみると、あんまりいい1年じゃなかったですね。

YOMI:いきなりそうきますか(笑)。

RUKA:でも俺が体調崩したりもしたし、あんまりいい年とは言えないね。NIGHTMAREの厄年。

―― 厄年(苦笑)。

Ni~ya:RUKAさんが体調崩したのもそうだし、リリースも予定通りにはできなかったしね。ホントは今回の「Deus ex machina」の前に1枚出す予定だったよね?

RUKA:うん、そんな話もあったね。

―― RUKAさんが体調崩されたのはツアー中だったんですよね?

RUKA:ファンクラブツアーのときでしたね。札幌だけはどうしても無理で飛ばしちゃったんですけど、他は何とかやりきって。

―― 以前からRUKAさんはドラムを叩くのが好きじゃないって言っていたので、体調を崩した状態でドラムを叩くのは相当キツかったんじゃないですか。

RUKA:ホントにね、キツかったです。でもステージよりも、寝れないし、ご飯も食べられないし、それが何よりツラかったですね。

―― リズム隊としてNi~yaさんはいつも以上に考えることもあったのでは?

Ni~ya:うーん、そんなに特別なことはしてないですよ。元々ベーシストってバンドを支えるポジションですからね。普段と変わらないですけど、ただライヴ中に倒れたらどうしようっていう不安はありましたよ。

―― 今はもう完全に復調して。

RUKA:うん、今はもう大丈夫です。

―― 先程、元々は9月頃にリリースの予定があったということですが、そのタイミングで出そうと思っていたのは「Deus ex machina」とは別の曲なんですか?

RUKA:「mimic」を出してZeppツアーをやってるくらいから次の作品のレコーディングを始めてたんです。そのときはシングルとかアルバムとか、どういう形態でリリースするかは決まってなくて、20曲以上、作って録って、作って録ってを繰り返してたんです。そのあとにこれからのリリース計画が出たんですけど、当初予定していた9月のタイミングにはシングル曲にできるものができてなくて。だから11月のリリースっていうことで進めて、その頃にできたのが「Deus ex machina」です。

―― 「Deus ex machina」はシングルらしからぬ1曲ですよね。

RUKA:ですね。意外性が欲しかったんで。

―― カップリングの「rubbish」の方がタイトルっぽいなって。

RUKA:今までの流れを考えるとそうなんですけどね。誰でも読める流れはイヤだったんですよ。だからあえて「Deus ex machina」をタイトル曲に選んだんです。

―― 「Deus ex machina」というタイトル、知らなかったので調べてみたら“機械仕掛けの神”っていう意味の演劇用語なんですね。

RUKA:昔、小説か何かで見た単語で、意味というより言葉の字面が気に入っていつか使いたいなって思ってた言葉なんです。

―― ずっと温めてた言葉なんですね。この曲でついに使うときが来たと。

RUKA:歌詞を書き終わって、この曲に使おうって思いました。

―― 歌詞の「還そう 零に」がとても印象的なんですが、これはアルバム「NIGHTMARE」での原点回帰という流れからのものですか?

RUKA:いや、俺の書く歌詞は作品ごとに完結してるものなのでそことの繋がりはないです。

―― 深読みしすぎました(苦笑)。「Deus ex machina」と「rubbish」は本当に対照的な歌詞ですよね。

RUKA: 「rubbish」はやりたくないことをやってみたというか、ある意味挑戦したんです。書
きたくないことをわざと書いてみたんですよ。自分で書く歌詞って方向が一ヶ所にしか向いてなくて、先が読めちゃうんですよね。だんだんそれに飽きてきて、書きたくないものを無理矢理書いてみようかなって思って書いてみたのが「rubbish」です。

―― 「rubbish」はサビ始まりで、NIGHTMAREの曲では珍しいなって思いました。

Ni~ya:サビ始まりはあったけど、メジャーキーで始まる曲はあんまなかったですね。

YOMI:俺は好きなパターンです。歌っていて気持ちいいから。

―― 曲の広がり方が「Star[K]night」みたいでした。

RUKA:あー確かにそうかも。でもこの曲はそこまでのポジションにはならないですよ(笑)。したくないし。

―― したくない?

RUKA:だって俺が本来書きたいものじゃないものを書いた曲ですからね。今回の収録曲を決めるときに、「Deus ex machina」で行くってまず俺らで決めて、そのあとカップリングを決めるときに事務所やレコード会社のスタッフさんと色々意見を出し合ったんですけど、危うく「rubbish」をタイトル曲にされそうになって、「それは勘弁してくれ」って阻止しました。

―― 本来の自分じゃないものをタイトルに持ってくるのは絶対にイヤ。

RUKA:イヤですよ、やっぱり。今回一番提示したかったのは「Deus ex machina」だしね。

―― RUKAさんは出来上がって「納得行かない」っておっしゃることも多い気がするんですが。

RUKA:曲に関してはちゃんと納得行ってますよ。でもこの曲はメッセージとしては嘘なんですよね。俺の中で。だからそれがメインに来るのは納得が行かないっていうだけで。

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