LIVE REPORT

DaizyStripper

取材/文:なるまゆか   公開日:2013.01.10

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DaizyStripper 5th Anniversary FINAL"THE END OF DREAM"
2012年12月28日(金)@Zepp Tokyo

結成5周年のアニバーサリーイヤーの締め括りとして行われたZepp Tokyo公演。
SEが流れ、まゆ、なお、Rei、風弥がステージに現れた。ステージには花道とセンターステージが用意されており、夕霧はセンターステージの迫り出しから姿を現した。センターステージに一筋の光が差し込み夕霧がアカペラで歌い出したのは36.5℃のサビメロ。力強いハイトーンにグッと引き込まれた。

夕霧はメインステージに戻るとマイクスタンドを高く掲げ、勢いよく「東京ホライズン-NIGHT AND DAY-」がスタート。「行くぞ!Zepp Tokyo!!」と煽ると間髪入れず「彼女はエメラルド」を披露。
短いMCを挟んだ後は、「TRUTH」、「自慰的ショータイム」と会場を熱くする。ヘドバン、モッシュでどんどんヒートアップしたフロアを見渡しながらニコニコの笑顔を見せてギターを弾くまゆ。膝をついたり、仰向けになったり、自分の中の感情を全身で表現するようにギターを奏でるなお。なおとは対照的に静かに内から溢れる熱を音に込めるRei。パワフルに体を動かしエモーショナルなドラミングを見せる風弥。4人で揃ってジャンプしたり、5人全員で同じ方向にヘドバンをしたり、いつも以上に動きをシンクロさせることが多かったように思う。
黄色いストロボライトが印象的な「Zero Crysis」、タオルを振り回しながらの「Paradise Lost」など、色鮮やかな曲たちでライヴを展開していくと、風弥が立ち上がりドラムからピアノに席を移す。夕霧が「秋に旅立った大切な人に捧げます」と一言添えスタートした「茜空に咲く」。風弥のしなやかな鍵盤の旋律がとても美しい。

MCタイムでは、各メンバーを紹介。このライヴへの思いを一人一人が言葉にしていくなか、ワンマン恒例のなおのお手紙タイムに突入。DaizyStripperのワンマンには欠かせないお手紙タイム。この日のテーマは“メンバーの矛盾”。日頃矛盾を感じているメンバーの行動や発言を披露すると会場は笑いの渦に包まれた。
本編後半は最新曲「東京ホライズン-Day&Day-」からスタート。「切望のフリージア」、「Sunday Driver」と疾走感たっぷり、爽やかに駆け抜けると「ダンデライオン」のサビではオーディエンスの合唱が会場を包んだ。オーディエンスに向かって指揮をする仕草を見せるなおの姿が印象的。
ラストは「Little Ballerina」「BLACK DROPPer」と激しさで畳み掛けた。「BLACK DROPPer」では夕霧が再びセンターステージの迫り出しからサプライズ登場。なおのギターネックが折れるほどに激アツなパフォーマンスを見せると、フロアからは蒸気のように熱が立ち上っていた。

アンコールで出てきた5人はセンターステージへ。披露されたのはアコースティックバージョンの「七色の花束を」と「名もなき道」。まゆ、なお、Rei、風弥の4人は椅子に座って中央を向いて円になって演奏。夕霧もその輪の中に入って客席の様々な方角を見渡しながら、少し照れながらも嬉しそうに微笑んで歌った。円形のセンターステージを囲むオーディエンスの笑顔がキラキラと輝き5人を照らしていてとても温かい空気に包まれていた。
ダブルアンコールでステージに呼び戻されると、「decade」、「STAY GOLD」とライヴで欠かせない2曲を演奏し、最後は全員で手を繋ぎジャンプ。夕霧、まゆ、なお、Reiはその場に倒れ込み気持ちよさそうに笑顔を浮かべ、風弥はそんな4人を見ながら優しく微笑んでいた。そんな5人の姿はDaizyStripperの構図のように思えて仕方なかった。風弥が土台となって冷静な視点で支えているからこそ4人が好きなように自由に表現でき、個性が存分に発揮されてるようのではないか、と。

この日のライヴで何より強く残っているのは、5人のパフォーマンスがとことんエモーショナルであったことだ。ここまで感情剥き出しにプレイする彼らは初めてだったし、まとまりという観点から見ると個々に突き抜けすぎて少し残念な結果ではあったものの、“伝えたい”という強い気持ちが非常によく感じられたパフォーマンスだった。

ライヴタイトルの”THE END OF DREAM”。夢の終わりは幸せな現実である。バンド結成時に描いてたであろうたくさんの夢を、一つずつ現実にしていったこの5年という月日。彼らの描いていた未来はもう夢物語ではない。自分たちの手で実現した鮮やかな現実として彼らを照らしている。
次の10周年に向けて走り始めたDaizyStripper。彼らが今後積み上げていくであろう幸せな現実をこれからも見続けていきたいと思う。

DaizyStripper 5th Anniversary FINAL”THE END OF DREAM”
2012年12月28日(金)@Zepp Tokyo セットリスト

1.36.5℃
2.東京ホライズン-NIGHT AND DAY-
3.彼女はエメラルド
4.TRUTH
5.自慰的ショータイム
6.Zero Crysis
7.Paradise Lost
8.月に銃声
9.茜空に咲く
10.Wind of Venus
11.東京ホライズン-Day&Day-
12.切望のフリージア
13.Sunday Driver
14.ダンデライオン
15.Little Ballerina
16.BLACK DROPPer

En1.七色の花束を(Acoustic ver.)
En2.名もなき道(Acoustic ver.)
En3.トレゾア
En4.36.5℃

WEn1.decade
WEn2.STAY GOLD