LIVE REPORT

DIV

取材/文:なるまゆか   公開日:2014.05.20

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DIV 2nd Anniversary LIVE
5/10@EX THEATER ROPPONGI

DIVの結成2周年を記念したワンマンライヴ、「DIV 2nd Anniversary LIVE」がバンド史上最高キャパシティであるEX THEATER ROPPONGIにて行われた。

定刻を過ぎ、暗転。SEが鳴るとステージを真っ青な光が染める。フロア上方に設置されたミラーボールが青い光を放ち始め、ステージサイドからスモークが吹き上がるとステージ上からゆっくりとDIVのバンドロゴを模したオブジェが登場した。オブジェが眩い光を点滅させながらドラムセットの後方で止まると、ステージを彩った青い光が動きを速め、光に焚きつけられるように見ている側の鼓動も高鳴った。
ちょび、将吾、satoshiの順番でステージに登場すると、たくさんの声が空間を埋めていく。少し時間を置いて登場したCHISAがフロアを見つめ息を吸うと一瞬の静寂が訪れる。
静寂を破ったのはsatoshiの力強いドラム。オープニングを飾ったのは「ANSWER」だ。先日インタビューで将吾が言っていたように、完璧な機材で挑んだこの日。その言葉通り、ギターの放つパワーは想像以上で音の迫力に圧倒された。

「初っ端から飛ばせよー!」というCHISAの声とオーディエンスの手拍子で始まった「赤裸々ララ」。将吾とちょびが上手と下手のお立ち台にそれぞれ上がりフロアのテンションを上げていくと、satoshiは対照的に黙々と職人気質にテクニカルなドラミングで魅了する。
将吾とちょびがヴォイヴォイ煽って「ASTERIOS」へ突入すると、音に合わせてロゴオブジェとムービングライトの光が点滅。この光の演出がとても絶妙で、デジタルサウンドとバンドサウンドの融合というDIVの魅力を見事に高めてくれていたように思う。

続いたのはズシッとした重さで攻める「毒彩ギーク」。「頭飛ばせよ!」というCHISAの声に応え大胆なヘドバンを見せるオーディエンス。CHISAのスクリームも体の芯まで突き刺さり、脳みそをグラングランに揺らしてくれた。

「2周年ワンマンへようこそ!今日はたくさん曲をやるけど、ガンガン来ないとあっという間に終わっちゃうからね。全員ついてきてくれますか?俺らも全力で行くから、みんなも全力で来てください!最後まで楽しんでいけよ!」

CHISAの声で熱気が高まったフロアに鳴ったのは、将吾とちょびのコーラスが印象的な「BUTTERFLY DREAMER」だ。そこから虹色のミラーボールでカラフルに魅せた「Cinderella」、鼓動のようなドラムを挟んで始まった、リリースされたばかりの「Cocktail Color」、レトロな質感で一気に空気を変えた「ゴールデンキネマ劇場」と続くと、「全員で最高に狂って行こうぜ!」と、CHISA、将吾、ちょびの3ヴォーカルスタイルの「hungry soul」へ。斬新なDIVのニュースタイルは、“ライヴでギミックになるような曲”という彼らの思惑通り、とてつもない盛り上がりを見せた。

「バンドを結成して2年。2年でここまで来られて嬉しく思います。またみんなでたくさんの季節を一緒に過ごして、何年か経って、今日のことを懐かしめたらいいなと思います」

そうCHISAが告げて始まった「SEASONS」。桜色に染まるステージ。柔らかいサウンドに身を委ねて歌うオーディエンスの表情はとても優しく、見ていて温かな気持ちになった。

「言葉にできないから歌で伝えます」という言葉で始まった「PieceS」に続いた「太陽の詩」で、CHISAとちょびが顔を見合わせてニコニコと満面の笑みを浮かべるシーンがあった。楽しそうなその姿はとてもかわいらしく、心の底からこのライヴを楽しんでいることが伝わってきて、強く記憶に残っている。

初披露となった「漂流彼女」。淡いブルーの明かりで漂っている雰囲気を出していたのだが、その光でセットの鉄筋が青く染まると、ステージがまるで無機質な都会の街並みのよう。「漂流彼女」の世界に合わせた秀逸な演出だ。
そこに目が眩むほど強いバックライトが差しこんだ。本編ラストは「rainy,rainy,smiles.」。強い光で浮かび上がる4人のシルエットがとても美しく、オーディエンスの歌声も印象に残っている。演奏が終わり、CHISA、将吾、ちょびの3人がステージから捌けると、ステージに一人残ったsatoshiはソロを披露しクールにステージを後にした。

アンコール。アパレルブランド「maxsix」とコラボしたグッズのTシャツ姿で登場し、2月にリリースされた「you」を披露すると、CHISAが口を開いた。

「結成して2年でこのステージに立って、これから3周年に向けてスタートして行くんですけど、まだまだやりたいことがたくさんあるんです。それをみんなで実現していきたいと思います。もっといっぱいみんなで夢を叶えていこうな!!みんなついてきてください!!」

ラストに演奏されたのは、「ZERO ONE」。細かい銀テープが空から舞い、キラキラとステージを包み込む。曲が終わりステージからメンバーが捌けると、スクリーンが降り、8/27のシングルリリース、新ビジュアルの公開、そして9月から初のワンマンツアーが開催することが告げられた。
普通ならばこれで終演。しかしそこはDIV。告知だけで終わらずに新衣装で再びステージに現れた。「この曲でDIVの夏が始まるよ!」と、最新曲「Point of view」を披露し、「2周年を祝う場でもあり、これからのDIVを見せる場である」というメンバーの言葉通り、3周年に向けての第一歩をしっかりと見せてくれた。

これまでの2年間を振り返りながら、DIVの未来を感じさせてくれたライヴ。結成2周年を迎えたDIVの晴れ舞台は、「ありがとう、これからもよろしく」という彼らからのメッセージが詰まった素敵な時間であった。
精力的に動いている彼ら故にもう何年も活動しているように錯覚してしまうのだが、言ってもまだ2年。脂が乗ってくるのはこれからだろう。
CHISAが発した「まだまだやりたいことがたくさんある」という言葉がこれからどう実現していくのか、DIVの未来が楽しみで仕方ない。

DIV 2nd Anniversary LIVE
5/10@EX THEATER ROPPONGI セットリスト
1.ANSWER
2.赤裸々ララ
3.ASTERIOS
4.毒彩ギーク
5.BUTTERFLY DREAMER
6.Cinderella
7.Cocktail Color
8.ゴールデンキネマ劇場
9.hungry soul
10.SEASONS
11.東京ネクロポリス博物館
12.PieceS
13.太陽の詩
14.夏の行方
15.JUSTICE
16.漂流彼女
17.rainy,rainy,smiles.

EN1.you
EN2.ZERO ONE

WEN1.Point of view