LIVE REPORT

ギルガメッシュ

取材/文:なるまゆか   公開日:2012.11.08

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ギルガメッシュ完全燃焼!! ~やれんのか?野音~
2012.10.28@日比谷野外大音楽堂

ギルガメッシュが野音に立つ。そうアナウンスされたのは今から約5ヶ月前。「やれんのか?」とメンバーを挑発するタイトルがつけられたこのライヴ。まさか空からも「やれんのか?」と言われてしまうとは…。ずっと晴れが続いていたにも関わらず当日の天候は雨。開場時間には止んでいたものの開演が近づくとポツリポツリと降り出しライヴが始まった頃には本降りに。もしかしたら、ある意味空も彼らの味方をしていたのかもしれない。初めての野音ワンマンで、しかも2012年の野音締めに雨を降らせた。それは晴れたときの何倍も強く記憶に残るに決まっている。

ステージに出てきた4人は天候とは真逆にギラギラしていた。野音への挑戦者であるはずが、覚悟を決め腹をくくったサムライのような顔を見せる4人に、期待はさらに高まるばかり。
1曲目は最新リリース曲「斬鉄拳」。気合いに満ち満ちた表情。お立ち台に上がって両手を広げながらオーディエンスを扇動していく左迅。左迅の扇動に合わせるようにЯyoも何度も立ち上がって一緒に煽り、満面の笑みでリズムを刻んでいく。弐と愁は何度もアイコンタクトを交わし、お互いにバトルを楽しんでいるようだった。
「bit crash」、「お前に捧げる醜い声」、「driving time」と初っ端から全力ダッシュを見せた後、左迅が口を開く。
「ようやくこの日が来ました!この野音に向けて、毎日ブログ書き続けてきたんですけども……雨降っちゃいました!ギルガメッシュは何か“持ってます”!雨がナンボのもんじゃい!」
オーディエンスの顔がほころび、どことなく漂っていた“初”故の緊張感がここで解けた。

左迅はジャケットを脱ぎTシャツ姿になると、「日比谷飛ばしていこうぜー!!」とさらに熱く煽りながらへヴィにラウドにライヴを進める。「MISSION CODE」ではお決まりの楽器隊MCタイム。お題は「今年一番サディスティックだったことは?」。Яyoが、引っ越した新しい家の周りに何もないという話を始めたが話の落とし所が見つからず、自ら「はい、つまんなーい」とサディスティックにオチをつけ笑わせると、愁は「今日が一番サディスティックな日です!初の野音ワンマンで、しかも今年の野音締めのこの日に雨なんて!」と怒りをぶつける。ただ、「でも、後々この日のことがWikipediaに載ればいいなと思います(笑)」と一言付け加えて会場を沸かせたのが何とも愁らしい。弐は「一番サディスティックだったこと? そんなもんねえよ!」と質問を突き返すように言い放ち笑わせると、雨強くなっているにも関わらず、会場は大盛り上がりとなった。

ガツンと暴れたあとはメロディックなナンバーが2曲続いた。「見えない距離」でじっくりと聴かせると左迅は深く一礼。一息ついて始まったのは「終わりと未来」。歌うオーディエンスの声がとても美しかった。
「sunrise」、「DIRTY STORY」、「BORDER」とガンガン飛ばしていき、「絶頂BANG!!」へ。弐をメインにメンバーのダンス講座が始まると、オーディエンスだけでなく関係者やスタッフ、そこにいたすべての人間を巻き込んでのダンスタイムとなった。無条件にアガル曲だけに会場の一体感は凄まじい。上がり続けるテンションのせいか、「evolution」が始まる頃には不思議と雨が心地良くなっていた。

アンコールは、左迅が「本当にやりたい?雨だから家帰りたいでしょ?」とジョークで笑わせながらスタート。来てくれたファン、そしてスタッフや関係者への感謝の気持ちを述べると、「shining」「Break Down」の2曲を披露。ラストを飾った「Break Down」は、今までに見たどのライヴよりキレキレに冴えていた。この日のライヴは音の迫力もさることながら、終始“気”の迫力に攻められたライヴだった。日に日に骨太になる逞しい音には鍛えられた強靭な精神力が込められているに違いない。見るたびにパワーアップしている彼らには「次は何を見せてくれるのだろう?」常にそんなワクワク感を抱かずにはいられない。彼らの次の動向は12月1日、オフィシャルサイトにて発表される。きっとまたドキドキする仕掛けを用意してくれることだろう。

ギルガメッシュ完全燃焼!! ~やれんのか?野音~
2012.10.28@日比谷野外大音楽堂
セットリスト

1.斬鉄拳
2.bit crash
3.お前に捧げる醜い声
4.driving time
5.新曲
6.ALIVE
7.FREAKS
8.CRAZY-FLAG
9.MISSION CODE
10.見えない距離
11.終わりと未来
12.新曲
13.sunrise
14.DIRTY STORY
15.BORDER
16.絶頂BANG!!
17.evolution
18.Never ending story

EN
1.shining
2.Break Down